虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「パズルが少し苦手です」

2015-12-14 12:41:24 | 連絡事項

ごっこ遊びが好きなAちゃん。

お母さんから、「パズルが苦手なようです」というお話をうかがいました。

お家にあるのは、市販のものでピースが多いとのこと。

そこで、イラストを厚紙に貼って、2ピースのパズルや4ピースのパズルを

作ることにしました。

 

色塗りを手伝ったAちゃんは、乗り気でパズルに挑戦していました。

2ピースは易しいものの、

4ピースとなると、絵柄のひとつが逆さまになっていても、

くるっと元の向きに戻すことは思いつかないようでした。

 

Aちゃんはとても慎重な性質で、身体の動きが常にゆっくりしています。

ごろごろ転がったり、上半身を傾けたりするような動きをすることは

ほとんどありません。

それとパズルを回転させることへの気づきにくさは関係しているかどうかは

わかりませんが、Aちゃんのように自分の身体で回転を体感するような動きを

あまり取らない子の中に、物を回転させて問題を解決するのが苦手な子が

けっこういます。

 

転がる、もぐる、(大人の介助で)逆さまになる、くるくる回るなど、

さまざまな身体の動きを遊びに取り入れることは大事です。

 

少ないピースで遊ぶうち、Aちゃんはパズルのコツがわかってきたようでした。

 

Aちゃんのママゴト&工作。「くきについた葉っぱをちぎってうさぎにさげる」

「ぶどうを房からもいでうさぎにあげる遊びに夢中です。

モールにテープをつけて、それにはっぱやぶどうを軽くつけています。

 


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