前回の続きは、明日にでも書きますね。
の記事で紹介した★くんのレッスンが先日ありました。
前回までは、積極的に人と関わるようになってきたことや遊びの種類が増えてきたことを
喜んでいたのですが、
今回のレッスンでは、ごっこ遊びのストーリー展開を何度も楽しむ姿があって、
とても感激しました。
★くんのお母さんからは、園の加配の先生から、
「さらに指示が入りやすくなり、集団での活動の仕方や友だちとの関わり方の質が良くなっている」
という話もお聞きしました。
その際、お母さんから繰り返し、
「そうした変化のきっかけを作った虹色教室での活動がどんなものなのか、
加配の先生方からたずねられているので、これからの関わり方の参考にするからぜひ細かく教えてほしい」
とお願いされていたので、
今回のレッスンで、★くんがごっこ遊びの世界に親しんでいくためにしていた工夫について
書いてみようと思います。
この日、★くんといっしょにレッスンしていたのは、今度1年生になる
自閉っ子の○くんです。語彙が多く知力が高いのですが、社会性の面では
ゆっくりした子です。
同年代の子と過ごしている別のレッスン日には
他の子らがしまいに
○くんに譲って言いなりになってくれるのをいいことに、
自分ルールでみんなを振り回したり、おもちゃが貸せなかったり、片付けをお友だちにやらせたり
しがちです。
それで、時折、年下の○くんと過ごす時間を作って、相手に譲ったり、おもちゃを貸してあげたり、
手伝ってあげたり、相手に合わせて遊んだりする体験ができるようにしているのです。
★くんは初めて会った時から○くんに強く惹かれていて、
ひとりでごろんと横になって遊んでいた時期も、○くんが触っているものは
取り上げにいったり、動作を真似て遊びに加わろうとすることがありました。
そんな姿から、
★くんと○くんは、できることや発達段階にかなりの開きがあるものの、
共通する資質や才能があるのかもしれないと感じたのも
ふたりでのレッスンを始めた理由のひとつです。
次回に続きます。
また、★の事を書いてくださり、ありがとうございます。
昨日、地域の文化祭がありました。
★の通う幼稚園も出し物をするとの事で見に行って参りましたが、★のクラスの出し物はダンスでした。
家ではたまに踊ったり歌ったりする★ですが、幼稚園では全然踊らず、今までかつて運動会や発表会では棒立ちするか走り回る★を悲しい気持ちで見つめるのが母の勤めになっておりました。
ところが!!!
昨日は完璧ではないまでも、ほぼ全部歌いながら踊ってくれていたのです!!!
すごくすごくびっくりして、すごくすごく嬉しかったです。
本人はまるで当たり前のように涼しい顔をしていました。
これからもこうやって今までできなかった事が、当たり前にできるようになってくれたら…と願っています。
そんな当たり前のシーンが増えていきますように、今後もよろしくご指導をお願いします。