虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

放射能管理区域

2016-11-14 20:36:36 | 通常レッスン

小1の男の子たちのレッスンでのこと。

時速カードでカードバトルをするうちに、Aくんが、距離カードの1種である「東京タワー」とか「通天閣」といった高い塔のカードを

ブロックで再現したいと言い出しました。

最初、通天閣を作る予定だった建物は、途中から「財宝タワー」というAくんオリジナルの建築物になっていました。

 

Aくんいはく、「この建物の財宝は盗まれないんだよ。」とのこと。

「セキュリティーシステム完備の建物なの?」とたずねると、「ううん、これ、放射能管理区域にあるから、だれも近づけないんだ」とのこと。

「そうだ、先生、マークの本ない?今朝、本で見たところなんだよ。放射能があるところに貼るマーク」と言いました。

なんでも、学習漫画の『原子力サバイバル』という本を読んだところなのだとか。

 

うちにある幼児向けのマーク図鑑には放射能のマークは載っていないので、ネットで探して、印刷しました。

Aくん、教室の中に貼りまくって上機嫌。

おかげでトイレに行く際に、防護服を着るふりをしなくてはならないことになりました。

 

Aくんといっしょに時速のカードバトルと身長体重のカードバトルに燃えていたBくん。

お家では将棋に熱中しているそうです。



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