幼い子たちとの工作は、「さぁ、今日は何を作ろう」と構えるより、
ミニカー遊びやお人形遊び、ままごとといった
普段の遊びに、ちょこっと手づくりを足すくらいの感覚で十分だと思っています。
ミニカーで遊んでいる時、パーキングやガソリンスタンドがあると楽しめますよね。
物作りは、「こんなものがあったらいいな」をすぐに叶えてくれます。
一方の通路から入った車が回転して
別の通路から出てくるシステムがあると、ミニカー遊びがとても楽しいです。
丸いチーズの空き箱や写真のような容器などの
中央と地面にする紙に穴を開けて、切ったモールを通してとめます。
車の出入り口を作ったら、できあがり。
ミニカー遊びがたちまち楽しくなります。
仕組みのある工作は、初め、シンプルであればあるほど後から応用がききやすいです。
↑のトイレットペーパーの芯にひもを貼り付けたものは、「巻き上げ機」です。
これでエレベーターを上げることもできるし、車を移動させることもできるし、
ペットのリードにもなります。
教室ではカツオの一本釣りや船の帆を上げる作業にも使います。
とにかく、くるくるひもを巻きあげる操作はやっていて爽快です。
1、2歳の子と工作する際に、
空き箱の犬(ティッシュの空き箱に耳だけつけたものなど)に
この巻き上げ機をつかったリードをつけると大喜びします。
1、2歳の子にもわかりやすい工作です。
↑エレベーターがあがりました。
こうした簡単な「巻き上げ機」を作れるようになると、曲がるストローのように
ハンドルがついた巻き上げ機を作ったり、いったん巻き上げておいて、
元に戻ろうとする力を使って動く仕組みにもつながります。
巻き上げる道具をふたつ作って、どちらも棒などに差すと、
一方を巻くともう一方が回転する仕組みも作れます。
たとえば、下の写真のようにブロックの棒を2本立てて、
筒状の芯(トイレットペーパーの芯だとブロックの棒に差すと
穴が小さいのでペーパータオルの芯を使っています。
なければ、紙を丸めると自在に筒を作ることができます。
↑の写真のようにブロックの棒に筒状のものに
ひもを貼ったものふたつの一方をくるくる回すと、もう一方もくるくる回ります。
筒の一方に紙皿を貼って「回転すし」の仕組みなどが作れます。