クレーン車の動きを
デュプロで再現しました。
曲がるストローにひもを通して先にじしゃくを結びます。
デュプロで作った台に輪ゴムで取り付けたらできあがり♪
ひもを引っ張ると鉄の玉を引っ付けて
じしゃくが上に上がります。
デュプロブロックは大きな形があっという間に作れるので
理科の実験や大掛かりな仕掛けおもちゃを作るのにぴったりです。
幼い子向けと思われていますが、小学生も頭をフル回転させて遊べる
ブロックです。
web拍手を送る
脳科学者の茂木健一郎氏の著書『脳を活かす勉強法』
によると、
脳の働きの本質は「自発性」で、
脳に何かを強制することはとても難しいそうです。
脳が喜びを感じるためには「強制されたものでない」ことが大事で、
何をするにしても「自分が選んでいる」という感覚こそが大事なのだとか…。
また脳には
(敏感期の幼児に当てはめるのは危険なのですが…)
「できることを続けていても脳は喜ばない」という性質があり、
神経伝達物質のドーパミンはできるとわかっていることを成し遂げても
放出されません。
できるかどうかわからないことに、
一生懸命ぶつかり、そして苦労の末それを達成したときに
大量に分泌されるのだそうです。
人間の脳はドーパミンが分泌された時、
どんな行動をとったか克明に記憶し、
ことあるごとに快感を再現しようとします。
効果的にドーパミンを分泌させるため(快感を得るため)
脳内では神経細胞(ニューロン)がつなぎかわり、
新しいシナプスが生まれるそうです。
こうした脳の性質から考えて、
大人が簡単なドリルを、毎日数枚ずつノルマとして与えて
子どもの能力を引き上げよう
と計画するのは
それほど無茶なプランでなかったとしても
「自発性」を抑えてしまうこと
あまりにゆるやかなステップを作ってあるので、
ドーパミンが放出されない
ということが起こり、しまいには勉強嫌いを作ってしまうよう
です。
そういう私も自分の子が幼いころには
はじめての育児でわからないことだらけ…
良かれと思っての失敗もたくさんしました。
そのひとつは娘が幼いころ
楽しく教えること 上達させること
さまざまなことができるようになること
ばかり重視して、「自発性」や「自分の頭で考える大切さ」を
軽くとらえていたことです。
娘は3歳後半には7ヶ国語の長い暗唱をすることができたり、
計算も漢字を読むことも、絵を上手に描くこともできました。
が、
肝心の「自発性」や「自分の頭で考える大切さ」を
私が奪ってしまって、
次々楽しい
刺激を与えることにかまけていたので、
少し成長して自立してくると
勉強への興味を失ってしまいました。
当時は、思春期にさしかかろうとする子を親が操作しようとすることなど
到底できないことを
痛い思いをして学びました。
まあ、勉強はどうであれ、娘は同じ年のころの私とは
比べ物にならないくらいしっかり考えられる子には育ってくれましたが…。
息子のときも良い親とは言えなかったけれど
放任に近くなり
「自発性」を奪うことだけは
なかったので、
遊びの中で脳をフル回転させて学ぶ息子を見て、
親の私が大いに学ばせてもらいました。
娘、息子から、多くを学ばせてもらいながら、
私は遊びに来る近所の子や教室で接する子どもたちが
自発的に没頭する遊びのなかで、
自分の限界にチャレンジし、それを達成して快感を得て、
さらに難しい課題にチャレンジしようとする姿を何度も見ました。
もうわが子は勉強では手助けしてあげられないほど
大きくなってしまったけれど、
あれから何年もの月日を遊びと子どもの学びの関係に興味を持ち続けるうちに
その効用は信じられないほど大きいことを
実感しました。
またどうした遊びがどのような知能の発達をもたらすのか、
どうした働きかけや援助が
子どもを後々まで学ぶことが大好きな子にするのか
わかってきました。
虹色教室通信で紹介できるのは
いつも一部分だけになってしまいますが、
これからも、できるだけわかりやすく紹介していきますね。