虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

あっという間に作れるクレーン (2歳半のかいくんのレッスン♪ 一通り 4)

2009-02-11 13:05:08 | 通常レッスン
働く車の動きに夢中なかいくんのために
クレーン車の動きを
デュプロで再現しました。

曲がるストローにひもを通して先にじしゃくを結びます。
デュプロで作った台に輪ゴムで取り付けたらできあがり♪

ひもを引っ張ると鉄の玉を引っ付けて
じしゃくが上に上がります。

デュプロブロックは大きな形があっという間に作れるので
理科の実験や大掛かりな仕掛けおもちゃを作るのにぴったりです。
幼い子向けと思われていますが、小学生も頭をフル回転させて遊べる
ブロックです。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

今 夢中なこと(2歳半のかいくんのレッスン♪ 一通り 3)

2009-02-11 12:50:23 | 通常レッスン
かいくんは今働く車に夢中なのだそうです。
毎日、工事現場の観察をかかさないそうです。

そこで遊びの中に
かいくんの今の旬の興味を盛り込む工夫をしてみました。

100円ショップのさいころ風のビーズを
工事の土に見立ててトラックで運んで遊んでいます。

またじしゃくと鉄の玉を工事現場遊びに取り入れると
かいくんは強い好奇心を抱いて
遊びに取り組みはじめました。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

ポケモンで知能アップ(2歳半のかいくんのレッスン♪ 一通り 2

2009-02-11 12:32:34 | 通常レッスン
かいくんとポケモンのポスターの上に
ポケモンの指人形を乗せていく遊びをしました。

感覚の優れた子は、たくさんあるものの中から
何かを探すことが得意ですし、
そうした作業に意欲を燃やします。
かいくんにはまだこのポスターは絵柄が細かすぎるのですが
いっしょに楽しく取りくめました。

ポケモンの他にトーマスでも同様の遊びをしました。

こうした作業はIQアップに役立ちます。
ただ感覚が弱い直感型の子の多くは
嫌がって注意力が散漫になるのであまりおすすめできません。
子どもの興味の持ち方を見て
遊びを決めるといいですよ

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

2歳半のかいくんのレッスン♪ 一通り 1

2009-02-10 17:22:33 | 通常レッスン
赤穂から2歳半のかいくんが虹色教室に来てくれました。
前回のレッスンでは言葉の発達がゆっくりかな…と気にされていた
かいくんははさんとパパさんですが、
今回は、ぺらぺら自由に話し始めたかいくんのおしゃべりに
ついていけないような印象でした。

かいくんのお父さんは、前回まで言葉の発達がゆっくりだった時期の
私のアドバイスに従って、
二語文を聞き取りやすい声で話しかけたりしていました。
が、私は、かいくんの言葉の発達や理解力からすると
これからは、普通の速度で
形容詞や言い回しを工夫しながら
会話をどんどん楽しむのが良いと感じました。
また、さまざまな言葉の表現を楽しめる
文が長めの絵本(くまたくんシリーズ)なども
日々の読み聞かせに加えると良いとも思いました。

それをパパさんに伝えると、
「もう次の段階なんですね~」と驚いておられました。

かいくんは自分の中に「これをしたい」という目標をいだいたら
最後までしっかりやりとげる子です。
まずお皿と小さなテーブルなどを懸命に
自分の前にセッティングしていました。
その後、トングでお皿に色の積み木を分けるお仕事に
熱中していました。
途中から「パパしてみ!」とトングをパパさんにわたして
自分は配れてない皿がないかチェックしています。

そういう時にしっかり目を見開いて
隙なく観察しているかいくんを見ると
タイミングが大切な野球やゴルフなどのスポーツが
うまくなりそうだな…と感じます。
かいくんの遊び方はていねいで隙がなく
感覚の良さが感じられます。
性質はおだやかで慎重で、思考もよく働かせる子です。
おそらく内向感覚型の子だろうな…と思いました。
内向感覚型と言えば…
かいくんははさんたちがブログ上で親しくしているいけいけさんと
同じタイプです
パパさんにお伝えすると、とてもうれしそうにしていらっしゃいました。
(いけいけさん、読書家で勉強家…とよいイメージのようで…

かいくんのレッスンは次回に続きます。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

どうして遊びに没頭すると知能が上がるのでしょう?

2009-02-09 20:56:03 | 教育論 読者の方からのQ&A

脳科学者の茂木健一郎氏の著書『脳を活かす勉強法』
によると、
脳の働きの本質は「自発性」で、
脳に何かを強制することはとても難しいそうです。

脳が喜びを感じるためには「強制されたものでない」ことが大事で、
何をするにしても「自分が選んでいる」という感覚こそが大事なのだとか…。

また脳には
(敏感期の幼児に当てはめるのは危険なのですが…)
「できることを続けていても脳は喜ばない」という性質があり、
神経伝達物質のドーパミンはできるとわかっていることを成し遂げても
放出されません。
できるかどうかわからないことに、
一生懸命ぶつかり、そして苦労の末それを達成したときに
大量に分泌されるのだそうです。
人間の脳はドーパミンが分泌された時、
どんな行動をとったか克明に記憶し、
ことあるごとに快感を再現しようとします。
効果的にドーパミンを分泌させるため(快感を得るため)
脳内では神経細胞(ニューロン)がつなぎかわり、
新しいシナプスが生まれるそうです。


こうした脳の性質から考えて、

大人が簡単なドリルを、毎日数枚ずつノルマとして与えて
子どもの能力を引き上げよう

と計画するのは

それほど無茶なプランでなかったとしても
「自発性」を抑えてしまうこと
あまりにゆるやかなステップを作ってあるので、
ドーパミンが放出されない

ということが起こり、しまいには勉強嫌いを作ってしまうよう
です。
そういう私も自分の子が幼いころには
はじめての育児でわからないことだらけ…
良かれと思っての失敗もたくさんしました。

そのひとつは娘が幼いころ
楽しく教えること 上達させること
さまざまなことができるようになること

ばかり重視して、「自発性」や「自分の頭で考える大切さ」を
軽くとらえていたことです。
娘は3歳後半には7ヶ国語の長い暗唱をすることができたり、
計算も漢字を読むことも、絵を上手に描くこともできました。
が、
肝心の「自発性」や「自分の頭で考える大切さ」を
私が奪ってしまって、
次々楽しい
刺激を与えることにかまけていたので、
少し成長して自立してくると
勉強への興味を失ってしまいました。
当時は、思春期にさしかかろうとする子を親が操作しようとすることなど
到底できないことを
痛い思いをして学びました。
まあ、勉強はどうであれ、娘は同じ年のころの私とは
比べ物にならないくらいしっかり考えられる子には育ってくれましたが…。

息子のときも良い親とは言えなかったけれど
放任に近くなり
「自発性」を奪うことだけは
なかったので、
遊びの中で脳をフル回転させて学ぶ息子を見て、
親の私が大いに学ばせてもらいました。

娘、息子から、多くを学ばせてもらいながら、
私は遊びに来る近所の子や教室で接する子どもたちが
自発的に没頭する遊びのなかで、
自分の限界にチャレンジし、それを達成して快感を得て、
さらに難しい課題にチャレンジしようとする姿を何度も見ました。

もうわが子は勉強では手助けしてあげられないほど
大きくなってしまったけれど、
あれから何年もの月日を遊びと子どもの学びの関係に興味を持ち続けるうちに
その効用は信じられないほど大きいことを
実感しました。

またどうした遊びがどのような知能の発達をもたらすのか、
どうした働きかけや援助が
子どもを後々まで学ぶことが大好きな子にするのか
わかってきました。
虹色教室通信で紹介できるのは
いつも一部分だけになってしまいますが、
これからも、できるだけわかりやすく紹介していきますね。


『直感』って面白いものですね♪

2009-02-09 08:04:39 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
☆宝地図を書きこもう♪のラッタくんが記憶を使ったゲームでびっくりするような記憶を見せてくれました。

表に出ているかるたは探せないのに、裏返したカードは場所も全部覚えてるなんて・・・
全くもって不思議。

とママラッチさんが驚いておられたのですが、
その言葉は『内向直感型』の子どもの面白さと不思議さを
うまく言い当てていると思います。

お話を作りながら記憶していく方法は
外向感情型の子や内向感情型の子も得意だったりしますが、
内向直感型の子がこうした記憶術を使う場合
他の型の子とはちょっと異なる印象を受けます。

まずお話作りそのものは、補助的なもので
カードが裏返っていることそのものが重要という点です。
お話をたどるとかせずに、
裏返ったカードを見ることで、そこからひらめくように
当てる
というちょっと手品のような技を見せてくれることがよくあります。

私自身が内向直感型なのでこの状況と心理状態
よ~くわかります。
私も目に見えているものから何かを探すことはとても苦手です。
これまでのいろんな経験から推測すると、
ちょっとした情報にも敏感すぎて
見えているものがたくさんあると情報の波が押し寄せてくるような
圧迫感があるからのようです。
でも見えないものを当てたり、次に自分に必要となるものを
無意識に自分の周りに集めておいたりすることは
しょっちゅうです。

また子どもに勉強を教えたりするときも
まず先に自分でも気づかないうちに
その子の内面や背後にある情報を直感として感じ取っていて、
その後細かい観察の中から見えてくるものが
最初に感じたものと共鳴しあっていく感覚をよく覚えます。
それで、その子が何が原因で壁にぶつかっているのか、
どうすればわかるのか、
何なら集中できるのかをパッと感じ取ったりします。
時々、最初に自分が直感的に感じたことと
実際の観察で見えることにずれがあることがあるのですが、
そこには深い意味がある場合がほとんどです。
たいていその後、
そのケースとじっくり付き合っていって、いろいろ学ぶことになります。

直感とは、左脳の分析的思考と右脳の霊的共感状態のどちらもを
そなえた、人生を知るわかりやすい方法とされています。
不思議さや怪しさがともなうけれど
直感型の人に限らず
多少の差はあれ、だれもが持っているもので、
実際には動物とか古代の人とかは、
他の知覚の補助に便利な道具のひとつとして使ってきたものだと
思います。


直感について、正しくくわしく知りたいと言う方は、
『直感への道』 ペニー・ピアス 株式会社プロトギャラクシー
がお勧めです。作者のペニー・ピアスは、
世界中でベストセラーになった『聖なる予言』のガイドブックにも紹介された
直感研究のスペシャリストです。

話は変わって内向直感型の子は
超能力のような特別な能力があるのか、それを伸ばせばよいのか、
というと答えはノーだと思います。

直感はとってもデリケートで
親がその不思議さに期待をかければ
それはゆがめられると思うからです。
大人が子どもの直観力をテストしようとすれば、
その大人の目論見を直感的に感じ取って混乱します。
自分で開発するというより
向こうから来るような当てにならない部分も大いにあるからです。
私の体験からすると、一番よく直感が働くのは、自分にとって
必要だったり大事だったりすることだけ(自己保存の法則が働いているとき)
の気がします。
興味本位に使おうとしても裏切られるのではないでしょうか…。

それより内向直感型の子の『直感』は
まるで目が見えないかのようにぼんやりした感覚世界に生きている
この型の子たちを小さな妖精のように
助けてくれているものだと思います。
内向直感型の子は、相手を選ばず、よく調べもしないけれど、
だまされたり裏切られたりすることも少なく
いつも良い友達がそばにいるものです。

また、思考の力を磨きつつ、感情を豊かにしていけば、
次々ひらめく直感の働きを
実生活でも役立つ確かなものとして利用していけると思います。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る






ボードゲームで急成長♪ IQ158の4歳10ヶ月の女の子

2009-02-08 16:10:55 | IQ 小学校受験
毎月レッスンに来てくれている4歳10ヶ月の☆ちゃんが
幼稚園で『ビノー田中式知能テスト』というのを受けてきました。
するとあまりに知能が高かったので上限を超えてしまい
手で計算する部分も加えてもらうこととなり
結果はIQが158もあったそうです。

☆ちゃんはお外遊びが大好きというおてんばさん。
虹色教室に初めて来たときは、
「とにかく外が好きで、ちょっとお勉強が苦手そうな感じです」
というお母さんの言葉でした。
私は☆ちゃんが遊ぶことがとにかく大好きで
ボードゲームで喜んで遊ぶ様子を見て
今後すばらしい成長を見せてくれる子ではないかな?
と思いました。

☆ちゃんとは毎月ボードゲームや工作を存分に
楽しんでいます。
あるとき、☆ちゃんが楽々と「Aの3、Bの5」と
座標を読むので「すごいですね。☆ちゃん座標がきちんと読めますね」と
感心すると「たまごっちのボードゲームのおかげなんです。」
というお答えが返ってきました。
教室で遊んで以来、☆ちゃんが大のたまごっち好きになったので、
お家用に購入して遊んでいたらしいのです。
☆ちゃんはそうしていろんなゲームで遊ぶうちに
空間認識も言語理解も目に見えて育ってきました。

それにしてもIQ158というのはすごいですね。
虹色教室に通ってきてくれている子は
IQのテストを正式に受けた子は少ないのですが、
だいたいどの子も☆ちゃんと同じレベルの能力を持っています。
ボードゲームや工作、さまざまな遊びに没頭するうちに
どの力もバランスよく伸びていっていると思います。

遊びの力の大きさを強く実感しました。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

ラッタくんが教室に来てくれました♪ 2

2009-02-08 12:20:21 | 通常レッスン
ラッタくんとブロックで遊びました。
ママラッチさんの話では、ラッタくんは
「ブロックで誰かの作品をまねて作ることはするけれども
自分で考えた作品を作ることはあまりない」
という話でした。
私は「応用の利く基本のパターンを身につけてないからじゃないかな?」
と思いました。
そこで、「ブロックふたつを並べて
真ん中を小さめのブロックでとめる」
という教室で子どもたちが「ケーキ」といってよく作っている
形をおしえました。その後、それを重ねて「ウェディングケーキができるよ」
と言うと、ラッタくん、「五重の塔になる!!」とおおはしゃぎでした。

そうして作ったのが写真の作品。

やはりラッタくん、直感でひらめいて、
何を作るか考える子のようです。
子どもの作品展に行ったり、人形劇を見せたりして、
アイデアのもとになるさまざまな刺激を受けると
どんどん創造性を発揮していく子だろうと感じました。

ブロックといえば、
(写真を撮るのを忘れてました)ラッタくんは、
設計図を見ながら作る小さなサイズのブロック製作にも
チャレンジしました。
最後まで意欲的に取り組もうとし、
4歳児とは思えない集中力と根気を発揮しました。
小さなパーツを見分けること、
設計図の流れを読むこともきちんとできました。

こうした力は、磨けば「最レベ問題集」等の
難しい問題を解ききる能力につながると感じました。
ラッタくんは急かされずにゆっくり取り組める場で
才能が輝きだす子のようです。

幼児には瞬発力があって、すばやく反射的に反応する力が優れている子と
じっくりゆっくり物とつきあう根気と集中力が優れている子がいます。
どちらもそれぞれが別の良さを持っていますね。

その子のよい資質にスポットライトを当てて
大切にはぐくんでいくことが大事だと考えています。
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

ラッタくんが教室に来てくれました♪ 1

2009-02-07 17:38:41 | 通常レッスン
教育ブログで1位になりました。
ありがとうございます


今日は☆宝地図を書きこもう♪のラッタくんとママラッチさん、パパラッチさん、チーコちゃんが教室に来てくれました。
とっても楽しい2時間でした

ラッタくんは4歳4ヶ月とは思えないとてもしっかりした
男の子です。
どの分野もオールマイティーによくできる子です。
とても環境のよい保育所に通っているそうなので
そこで真剣に物事にチャレンジする姿勢が
身についたのではないでしょうか。

先生大好きっ子らしく
とにかく何でも私に習いたがって、真剣そのもの。

私がチーコちゃんにドッツカードを見せてるちょっとの間にママラッチさんが教えようとすると、
無視して、「先生~!先生~!」とひたすら
呼んでてくれました
そういえば、3歳のころ教室に来てくれた日も、
はじめて会ったとは思えないほどなついてくれて
トーマスカードの解説欄を指して「先生、読んで~!」とせっつかれて
ひたすら読んだことを覚えています

ラッタくんの
物に執着しない態度やたくさんの物から何か探すのが苦手という
感覚が弱そうなところ、
外の現実を把握するより頭の中の考えを操作する方が得意な様子
感情面も思考力もきちんと発達しているところから判断して

『内向直感型の子』ではないかな?
と考えています。
このタイプの子は、直感的にストーリーを作りながら
記憶していく記憶術が得意な子が多いです。

そこでラッタくんと
『PLUMPSACK』という位置と物を記憶して遊ぶゲームをしながら
お話を作りながら記憶していく方法を教えてあげました。
するとラッタくんは
驚くほど優れた記憶力をしるしました。

8枚の絵札の位置と内容を
8枚中7枚まで覚えていたのです。

これはとても難しいことなんです。
ためしにパパラッチさんにチャレンジしてもらうと
早々とアウト!

ママラッチさんもラッタくんにはかないません。

「ラッタ、すごいな~」とびっくりしていました。

ラッタくんのレッスンの様子は次回に続きます。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る





パズルの難易度は次々上げていってもよいですか? (2歳半の☆ちゃんのレッスンから)

2009-02-07 13:43:13 | 通常レッスン
2歳半になる☆ちゃんは
虹色教室に通い始めた1歳後半のころに
比べると驚くほどできることが多くなりました。
特に言語理解の分野の能力はぐんぐん伸びました。

☆ちゃん明るく積極的な性質で
少し難しいかな…と思う課題も、次の月までにいつもクリアーしてしまう優等生です。

文字を覚えたり、知覚の問題(IQクイズのような問題)を考えるのが得意です。
今はジグソーパズルにはまっていて、48ピースのものも一人で完成で
きるようになったそうです。
「難しいものを今後も用意していったほうがいいので
しょうか?」と☆ちゃんのお母さんからご質問をいただきました。

私は☆ちゃんが、いつもあまりに早く
いろんなことができるようになってしまうので、
どんどん難易度を上げていくのは
注意が必要だと感じました。
というのも
☆チャン自身が同じ作業を繰り返して
「あ~楽しい!」と実感する前に
難易度があがっていくと、
力が定着する前に「難しくて面白くない~」と感じる事態に
ぶつかりやすくなるからです。

だからといって同じレベルのものばかりさせる必要も
ないのですが、
大人が常に進歩することや前進することに
とらわれてしまうと
子どもの満足感や自信や意欲が置き去りになってしまうことも
あるのです。
とくに覚えがよく、教えれば次々マスターしていく
能力のある子はなおさらです。

虹色教室に来ている小学生を見ていると
頭の回転がよく物覚えがよい子が
自分に自信がなく、新しいチャレンジに気後れしてしまう性質
を持っていることはよくあります。

幼児期に、
絶対自信がある何度も繰り返してきたことで
褒められたり認められたりする経験が少ないと
どうしてもそうなりがちです。

何かができるようになったその時点で
それを実感して味わうことなく
さらに難しい問題が用意されていることは

いつでも「できていない」ことを意味しているので
自信が身につかないのです。
また、同じことをするうち、能力がたまってきて、飽きてきて、
「もっと難しいのにチャレンジしたい!!」という意欲があふれるような
経験が減ってしまいます。

私は常にどんどん技術がレベルアップすることより、
「もっとやりたい」という意欲の方を優先しています。


☆ちゃんのお母さんは子どもをけっして急がせる方ではないので、
こうした覚えのいい子を育てる上では、
後退すること、停滞することも大事なことを
ちょっとしたアドバイスとしてお話しておきました。


☆ちゃんは、今、どんどん想像力が豊かになっています。
いろんなシーンで
見立てを楽しんでいます。



「ほら、かたつむりがいるよ!」と手をおおって持ってきたり(手の中
には何もありません)、「めい、めい!」ととなりのトトロのさつきちゃんにな
りきり、「めいの靴があった」と劇のように演じることもあるそうです。めいちゃんの靴はままごとのコップで代用していました。

虹色教室のレッスンの中で☆ちゃんの
豊かな心の世界を
さらに広げるお手伝いがしたいと考えています。

写真は☆ちゃんと作ったアイスクリームマシーンとアイスです。
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る