一般的な発達では、子どもは1歳前後から
自分がこれからしようとする行動について確認を求めるようになるそうです。
子どもが大人の顔色などをもとに
やっていいかどうかを判断して何かするのを
社会的参照行動といいます。
最近、この社会的参照行動を学んでいない子が多いのでは?
と言われて問題になっています。
確認ばかり求めておどおどした子は
困ったものですが、
大人の目を気にもせずに自由すぎる行動が多い子も注意が必要です。
大人の承認を得ずに勝手にものを使う、
よその家で勝手に冷蔵庫を開ける、
教室の引き出しから無断で物を出して使う
といった子は、
最近増えているようです。
定型発達の子ですと
適度のしつけと社会的参照行動を育てる親の意識が大事です。
発達障がいの子は
こうした面の理解がゆっくりですから、頭ごなしに叱らず、
それでも根気よく教えていくことが必要です。
4歳半以上の子で
こうした行動を、はじめて行く場や、他の子たちといっしょのときも
他人の視線を気にとめずにするようなら
自閉的な傾向がある可能性も考えられます。
大人の確認を求めず、勝手にものを使う子……は、
教室に来ている子を見ていると
心配な子も、あまり心配でない子もいます。
教室に来ている子たちで、私との関係が
家族に近いものになっている子たちは、勝手にものを出すことも多いのです。
でも、はっきりルールをしるしていけば、
あまり無茶はしません。あまり心配はない子たちです。
お家で、本人が自由に出し入れしていいものと、
大人の確認が必要なものとをはっきりわける
何でも子どもが決定権を持っていると勘違いさせない
といったことが大事かと思います。
4~6歳で、他人のものを自分のもののように使ったり
社会的参照行動が育っていない子のほとんどは、
発達障がいとは無縁の子たちで、現代の環境の中で
テレビや周囲の影響で悪い行動を学習しているか
教えられる機会が少なくて、そうした行動を学んでいないかのどちらかです。
(中高生による罪悪感のない窃盗、万引きがどんどん増えています。
そうした子たちには親が教えていってあげる必要があります)
それとは別に、
4~12歳の子で
素直さや従順さを持った子であるにもかかわらず
まるで他人のものと自分のものの区別がつかないように
はじめての場で誰のものともわからない引き出しを開けてガサゴソ~したり、
自分の物ではないものを乱暴に扱ったり、
他の子の所有物や使っているものを、まるで相手がいないかのように
奪い取ったりする場合、自閉的傾向を持っている子の場合が
よくあります。
子どもは常に変化、成長していきますから、
ひとつの態度だけで決め付けた判断はできませんが、
気になる行動が続くときは、注意深く観察することが大事です
一部 引用は 「わがまま」といわれる子どもたち
湯汲英史 他 すずき出版
web拍手を送る)
自分がこれからしようとする行動について確認を求めるようになるそうです。
子どもが大人の顔色などをもとに
やっていいかどうかを判断して何かするのを
社会的参照行動といいます。
最近、この社会的参照行動を学んでいない子が多いのでは?
と言われて問題になっています。
確認ばかり求めておどおどした子は
困ったものですが、
大人の目を気にもせずに自由すぎる行動が多い子も注意が必要です。
大人の承認を得ずに勝手にものを使う、
よその家で勝手に冷蔵庫を開ける、
教室の引き出しから無断で物を出して使う
といった子は、
最近増えているようです。
定型発達の子ですと
適度のしつけと社会的参照行動を育てる親の意識が大事です。
発達障がいの子は
こうした面の理解がゆっくりですから、頭ごなしに叱らず、
それでも根気よく教えていくことが必要です。
4歳半以上の子で
こうした行動を、はじめて行く場や、他の子たちといっしょのときも
他人の視線を気にとめずにするようなら
自閉的な傾向がある可能性も考えられます。
大人の確認を求めず、勝手にものを使う子……は、
教室に来ている子を見ていると
心配な子も、あまり心配でない子もいます。
教室に来ている子たちで、私との関係が
家族に近いものになっている子たちは、勝手にものを出すことも多いのです。
でも、はっきりルールをしるしていけば、
あまり無茶はしません。あまり心配はない子たちです。
お家で、本人が自由に出し入れしていいものと、
大人の確認が必要なものとをはっきりわける
何でも子どもが決定権を持っていると勘違いさせない
といったことが大事かと思います。
4~6歳で、他人のものを自分のもののように使ったり
社会的参照行動が育っていない子のほとんどは、
発達障がいとは無縁の子たちで、現代の環境の中で
テレビや周囲の影響で悪い行動を学習しているか
教えられる機会が少なくて、そうした行動を学んでいないかのどちらかです。
(中高生による罪悪感のない窃盗、万引きがどんどん増えています。
そうした子たちには親が教えていってあげる必要があります)
それとは別に、
4~12歳の子で
素直さや従順さを持った子であるにもかかわらず
まるで他人のものと自分のものの区別がつかないように
はじめての場で誰のものともわからない引き出しを開けてガサゴソ~したり、
自分の物ではないものを乱暴に扱ったり、
他の子の所有物や使っているものを、まるで相手がいないかのように
奪い取ったりする場合、自閉的傾向を持っている子の場合が
よくあります。
子どもは常に変化、成長していきますから、
ひとつの態度だけで決め付けた判断はできませんが、
気になる行動が続くときは、注意深く観察することが大事です
一部 引用は 「わがまま」といわれる子どもたち
湯汲英史 他 すずき出版
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