台風一過の(ような)快晴。川越から妹と甥っ子が2人来る。昼食に妻が餃子を大量に焼く。ビールを飲みつつ、腹一杯食べる。それから夕方まで昼寝。今日で正月(松の内)も終わりである。
ワシントンDCの企業で働く卒業生のブログには、新年は2日からいつもどおり仕事だと書いてあった。日本国の品格のために、正月休みの慣習は今後も大切にしたいものである。昔は松の内はお休みの店が多かったが、それがいつからか、三が日だけの休みになり、そのうち2日から開店の店が現れ、ついに元日もやっている店が現れた。日常と正月の仕切がどんどん希薄になっていっているのだ。振り返るに、決定的だったのはコンビニの普及である。セブンイレブン1号店が江東区豊洲に開店したのは1974年のことだったが、1980年代には「いつでもコンビニが開いているから、お節料理をそんなに作り置きしなくてもいい」という感覚が日本社会に定着した。それともう1つ、1968年に発売されたボンカレーが「お節もいいけどカレーもね」のキャッチコピーで「正月=お節料理」の固定観念を払拭したことも大きい。いずれ(すでにか)お節料理を作れない女性たちが多数派になり、秘伝を継承した少数の女性たちは結婚市場で高値で売買される(!)時代がくるだろう。秋葉原のメイド喫茶では、「私、昆布巻きが得意なの」「萌え~!」という会話が交わされているらしい(ウソです)。それはともかくとして、正月休み返上という危険な動きには、警戒を怠ってはならない。実際、ラゾーナ川崎は元日から営業をしていた。こういうなりふり構わぬ商法を下品と感じる感覚が摩滅してしまうことを私は憂慮する。ラゾーナ川崎には老舗、名店、一流店と呼ばれている(少なくともそう自負している)店舗が多数入っているように思うのだが、それが元日から営業とは…、お里が知れるというのはこういうときに使う言葉である。どうか「正月休み」という規制は緩和しないでいただきたい。うかうかしていると、大学も正月休み返上で「受験直前オープンキャンパス開催」なんてことにもなりかねない。いや、笑い事ではないのだ。現に来年度の夏のオープンキャンパスは3日間(今年度は2日間)になり、夏季休暇中の8月3日(金)、4日(土)、5日(日)にわれわれも駆り出されることになっている(知らないうちにそう決まった)のである。
ワシントンDCの企業で働く卒業生のブログには、新年は2日からいつもどおり仕事だと書いてあった。日本国の品格のために、正月休みの慣習は今後も大切にしたいものである。昔は松の内はお休みの店が多かったが、それがいつからか、三が日だけの休みになり、そのうち2日から開店の店が現れ、ついに元日もやっている店が現れた。日常と正月の仕切がどんどん希薄になっていっているのだ。振り返るに、決定的だったのはコンビニの普及である。セブンイレブン1号店が江東区豊洲に開店したのは1974年のことだったが、1980年代には「いつでもコンビニが開いているから、お節料理をそんなに作り置きしなくてもいい」という感覚が日本社会に定着した。それともう1つ、1968年に発売されたボンカレーが「お節もいいけどカレーもね」のキャッチコピーで「正月=お節料理」の固定観念を払拭したことも大きい。いずれ(すでにか)お節料理を作れない女性たちが多数派になり、秘伝を継承した少数の女性たちは結婚市場で高値で売買される(!)時代がくるだろう。秋葉原のメイド喫茶では、「私、昆布巻きが得意なの」「萌え~!」という会話が交わされているらしい(ウソです)。それはともかくとして、正月休み返上という危険な動きには、警戒を怠ってはならない。実際、ラゾーナ川崎は元日から営業をしていた。こういうなりふり構わぬ商法を下品と感じる感覚が摩滅してしまうことを私は憂慮する。ラゾーナ川崎には老舗、名店、一流店と呼ばれている(少なくともそう自負している)店舗が多数入っているように思うのだが、それが元日から営業とは…、お里が知れるというのはこういうときに使う言葉である。どうか「正月休み」という規制は緩和しないでいただきたい。うかうかしていると、大学も正月休み返上で「受験直前オープンキャンパス開催」なんてことにもなりかねない。いや、笑い事ではないのだ。現に来年度の夏のオープンキャンパスは3日間(今年度は2日間)になり、夏季休暇中の8月3日(金)、4日(土)、5日(日)にわれわれも駆り出されることになっている(知らないうちにそう決まった)のである。