フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月13日(土) 晴れ

2007-01-14 08:46:36 | Weblog
  午前中から大学へ。2限(社会学基礎講義B)は教場試験だった。午前10時頃、中央線で人身事故があり、その影響で遅刻して教室にやってくる学生が相次いだ。遅延証明書をもっていることを条件に、試験終了時間を延長する。
  昼食はフェニックスでジャーマントースト(小型のホットドック)2本とサラダと珈琲のセット。昼時はそこそこの人口密度である。これなら落ち着いて読書ができる。朝の電車の中から読み始めたJ.ルービン『ハルキ・ムラカミと言葉の音楽』の続きを読む。実に面白い。春樹本はたくさん出ているが、本書は間違いなく最上の部類に属するだろう。ルービンと村上の信頼関係の中で、村上がアメリカでおこなった講演の原稿(未発表)やルービン宛の村上の私信を資料として利用できることは大変なアドバンテージだ。
  3限(社会学研究10)も教場試験。昨日の「現代人の精神構造」と今日の2科目で私が担当する講義科目の試験はすべて終了。あとは採点作業だ。締切は2月1日。毎年のことながら、卒論口述試験の日と同日というのは過酷である。まずは一番人数の少ない「社会学研究10」(120名)からとりかかるとしよう。
  3時から6時過ぎまで現代人間論系の会議。6つある会議室が全部うまっていたので(土曜日は学会関係の行事で使われることが多いのだ)、社会学専修室を借りて行う。いま建設中の仮校舎は3月中に完成の予定だが、そうなれば現代人間論系専用の部屋がもらえることになっている。ようやく流浪の民から定住者の生活に移行できるわけだ。
  深夜、録画しておいた天海祐希主演の「演歌の女王」の初回を観ようと思ったら、ビデオの再生装置の調子がよくない。画像は問題ないのだが、雑音が入るのだ。ヘッドクリーニング用のテープを使ってみたが改善されない。10年ほど前に購入したものだが、そろそろ寿命なのだろうか。TVとビデオ一体型なので、地デジ対応の新機種に買い換えるにはいいタイミングかもしれない。