戸塚ロイヤルクリニックで生活習慣病検診を受ける。午後の予約なので朝食は食べていいことになっていたのだが、起きたのが9時であったために(朝食のタイムリミットは8時まで)、検査が終わる3時過ぎまで、バリウムと胃を膨らませる薬以外、何も口に入れなかった。高田牧舎で本日最初の食事(ハヤシライス)をとる。ペロリと平らげる。サンドイッチと珈琲を追加注文しようかどうしようか迷ったが、やめておく。「少し肥満気味ですね」と看護師さんから言われた一言が頭をかすめたからである。正月休み明けというのは生活習慣病検診のタイミングとしては最悪ではなかろうか。研究室で午後6時まで卒論を読む。視力がまた落ちた。左が0.7、右が0.4である。なんとか眼鏡なしでやってきたが、そろそろ限界かもしれない。
帰りがけに生協文学部店で、江原由美子・山崎敬一編『ジェンダーと社会理論』(有斐閣)、中野秀一郎『社会学の発想』(有斐閣)を購入。それとお菓子の棚に不二家のルック・チョコレートが三箱あったので、全部購入。いま巷では不二家製品を棚から撤去するコンビニ、スーパーが相次いでいる。品質管理を怠った不二家が悪いのはわかり切っているが、それにしても、この「回れ、右!」みたいな素早い一斉対応はなんだか不気味である。不二家の製品が次々に見捨てられる一方で、すでに森永が不二家の合併に乗り出したという話を聞く。山崎製パンや江崎グリコも「ペコちゃん」ブランドを狙っているらしい。非情な世界である。高度成長期の「豊かな生活」を演出した不二家のケーキが、いま、その賞味期限を過ぎて、生ゴミとして廃棄処分になろうとしている。夜、居間のテーブルで娘と、ルック・チョコレートを食べながら紅茶を飲む。私なりのレクイエムのつもりである。誰も言及しないが、「ポコちゃん」のことも気がかりだ。箱に印刷された賞味期限は「2007.8」となっている。はたして信じてよいのだろうか? ちなみにルック・チョコレートの正式の名前は「ルック・ア・ラ・モード・チョコレート」である。最初に発売されたのは1962年。東京オリンピックの2年前である。当時の味は、コーヒー、キャラメル、いちご、バナナ(現在は、パイナップル、いちご、メロン、バナナ)で、しかもいまのように一個一個が完全に分離してはおらず、板チョコ状であった。私はいちごが好きで、いちごだけを狙って食べていたような記憶がある。
君を忘れない
帰りがけに生協文学部店で、江原由美子・山崎敬一編『ジェンダーと社会理論』(有斐閣)、中野秀一郎『社会学の発想』(有斐閣)を購入。それとお菓子の棚に不二家のルック・チョコレートが三箱あったので、全部購入。いま巷では不二家製品を棚から撤去するコンビニ、スーパーが相次いでいる。品質管理を怠った不二家が悪いのはわかり切っているが、それにしても、この「回れ、右!」みたいな素早い一斉対応はなんだか不気味である。不二家の製品が次々に見捨てられる一方で、すでに森永が不二家の合併に乗り出したという話を聞く。山崎製パンや江崎グリコも「ペコちゃん」ブランドを狙っているらしい。非情な世界である。高度成長期の「豊かな生活」を演出した不二家のケーキが、いま、その賞味期限を過ぎて、生ゴミとして廃棄処分になろうとしている。夜、居間のテーブルで娘と、ルック・チョコレートを食べながら紅茶を飲む。私なりのレクイエムのつもりである。誰も言及しないが、「ポコちゃん」のことも気がかりだ。箱に印刷された賞味期限は「2007.8」となっている。はたして信じてよいのだろうか? ちなみにルック・チョコレートの正式の名前は「ルック・ア・ラ・モード・チョコレート」である。最初に発売されたのは1962年。東京オリンピックの2年前である。当時の味は、コーヒー、キャラメル、いちご、バナナ(現在は、パイナップル、いちご、メロン、バナナ)で、しかもいまのように一個一個が完全に分離してはおらず、板チョコ状であった。私はいちごが好きで、いちごだけを狙って食べていたような記憶がある。
君を忘れない