フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月12日(金) 晴れ

2007-01-13 02:53:06 | Weblog
  正午に家を出て、大学へ。卒業生のOさんが卒論の加筆原稿をもって研究室を訪ねてきた。他大学の大学院を受験するにあたって、卒論の提出を求められているので、目を通していただけないでしょうかという相談である。高島屋で購入したドゥバイヨルの冷製デザートの詰め合わせをお土産にいただく。はい、お安いご用です。その場でザッと目を通して、改善すべき点をアドバイスする。
  4限の授業(大学院の演習)のあと、「ほづみ」で遅い昼食をとる。塩ラーメンと半炒飯。そのあとシャノアールで珈琲を飲みながら、教員ロビーのメールボックスに今日届いた郵便物をチェックしていたら、「学内転送」と赤字で書かれた卒業生のSさんからの年賀状が混じっていた。どうやら他の学部の事務所(社会科学部だろうか)に間違って配達されていたらしい。宛先は「早稲田大学第一文学部社会学研究室」となっているが、この名称が使えるのもあと数年である。
  6限は「現代人の精神構造」の教場試験。大人数の授業なので、解答用紙の配布や回収で手間取ることが予想されたため、あらかじめ試験監督員(大学院生)の手配を事務所に依頼しておいたが、教室に行ってみると、すでに4人の試験監督員がテキパキと作業を始めていてくれた。教場試験で試験監督員をお願いしたのは初めてなのだが、回収した答案(324枚)を学籍番号順に整理するところまでやってくれるので、大変助かる。この作業は、もし私一人でやったとしたら、とても1時間で終わらないだろう。これなら明日の社会学基礎講義の教場試験(受講生は248名)も試験監督員を頼んでおけばよかったな。
  TAのI君と五郎八で食事(揚げ餅そば)をとってから帰宅。風呂を浴び、一昨日録画しておいた篠原涼子主演のドラマ「ハケンの品格」の初回を観る。超有能な、しかし残業や他箇所の仕事は一切しない派遣社員を主人公にした企業ドラマ。主人公のキャラが強烈で、劇画チックではあるが(「ドラゴン桜」を思わせる)、派遣社員という雇用形態(それを新しいライフスタイルとして肯定的にとらる見方と、新しい搾取の形態として否定的にとらえる見方がある)に着目した点は面白い。次回も観てみようと思う。