昼から大学へ。途中、銀行で田村書店に『大塚久雄著作集(新版)』全13巻の代金、杉原書店に『戸坂潤全集』全5巻別巻1の代金を振り込む。『社会学年誌』の原稿の校正(二校)を終わらせ、文学部キャンパスの入口横のポストに投函しがてら昼食に出る。五郎八で天せいろ。喫茶店には寄らずに研究室に戻り、教員ロビーの自動販売機の珈琲と生協で購入した明治のストロベリーチョコレート(もう不二家のルック・チョコレートはなかった)をつまみながら、夕方まで答案の採点作業。
そろそろ帰ろうかという時刻に、研究室の電話が鳴り、出ると、よくあるマンションのセールスの電話だった。ただし、いつもと違うのは、女性だったことと、しつこくなかったこと。「マンションによる資産運用に関心はありませんか」と聞かれ、「ございません」と答えたら、女性は「わかりました。失礼いたしました」と言って電話を切った。従来のケースだと、こっちが関心がないと答えても、ああだ、こうだと、なかなか電話を切らないのである。たとえば「お金儲けには関心がないんです」と私が言っても、「そんな人間がこの世にいるはずがない」と言って信じてもらえない。「お金なんかいらないと言っているわけではありません。家族で暮らしていくのに過不足ない収入があれば、それでもう十分なんです」と説明しても、「あなたの言っていることはきれいごとだ」と言って食い下がる。やれやれだ。だが、今日はこっちが拍子抜けをするほどあっさりと引き下がった。たぶん従来のやり方では会社の評判を落とすだけだといいかげん気づいたんでしょうね。遅すぎるけど。
生協文学部店で以下の本を購入。「中世」ものをまとめ買いする。社会学者だけど、現代にはあまり関心がないもので。
堀有喜衣編『フリーターに滞留する若者たち』(勁草書房)
エマニュエル・トッド『帝国以後』(藤原書店)
森谷公俊『アレクサンドロスの征服と神話(興亡の世界史01)』(講談社)
J・ル=ゴフ『中世とは何か』(藤原書店)
J・ル=ゴフ『中世の身体』(藤原書店)
ゲルト・アルトホフ『中世人と権力』(八坂書房)
エルンスト・シューベルト『名もなき中世人の日常』(八坂書房)
そろそろ帰ろうかという時刻に、研究室の電話が鳴り、出ると、よくあるマンションのセールスの電話だった。ただし、いつもと違うのは、女性だったことと、しつこくなかったこと。「マンションによる資産運用に関心はありませんか」と聞かれ、「ございません」と答えたら、女性は「わかりました。失礼いたしました」と言って電話を切った。従来のケースだと、こっちが関心がないと答えても、ああだ、こうだと、なかなか電話を切らないのである。たとえば「お金儲けには関心がないんです」と私が言っても、「そんな人間がこの世にいるはずがない」と言って信じてもらえない。「お金なんかいらないと言っているわけではありません。家族で暮らしていくのに過不足ない収入があれば、それでもう十分なんです」と説明しても、「あなたの言っていることはきれいごとだ」と言って食い下がる。やれやれだ。だが、今日はこっちが拍子抜けをするほどあっさりと引き下がった。たぶん従来のやり方では会社の評判を落とすだけだといいかげん気づいたんでしょうね。遅すぎるけど。
生協文学部店で以下の本を購入。「中世」ものをまとめ買いする。社会学者だけど、現代にはあまり関心がないもので。
堀有喜衣編『フリーターに滞留する若者たち』(勁草書房)
エマニュエル・トッド『帝国以後』(藤原書店)
森谷公俊『アレクサンドロスの征服と神話(興亡の世界史01)』(講談社)
J・ル=ゴフ『中世とは何か』(藤原書店)
J・ル=ゴフ『中世の身体』(藤原書店)
ゲルト・アルトホフ『中世人と権力』(八坂書房)
エルンスト・シューベルト『名もなき中世人の日常』(八坂書房)