嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

あるバランス

2006-01-09 19:56:27 | 
1009jpg_005とある読者の方からメールを頂戴しますた・・・自分のクルマは12祈祷のF、すなわちウマ(一部意味明瞭)ですが、前オーナから譲り受けた段階で大幅な改造が施されており、したがって速い!、が、イパーン路上でははねまくってコワいことこの上ない、ついてはトクイチさんで手を入れて、というものであった・・・
お気持ちはイタいほどわかる、数百マソをつぎ込んだ挙句もおのすごいパワーが出てる、んが、それだけ・・・、リアタイア空転するわ、ドライブシャフトねじ切れるわ、触媒焼け落ちるわ、なによりコーナでレーシングユーノスにおいていかれるわ、でいいとこない。どうしたらよいのか(以上、オーナー様からの了解を受けて掲載)というお話だったのですが、認識しないといけないのはクルマにはあるバランスが存在する、という事実です。

我々がディーラで買えるのはメーカが想定した標準に沿って設えてきた純正モデルそのもの。それ以外のものが販売された例はありません。なぜか・・・アブナイからです(爆)、数年にもわたる保障期間を乗り切れないからです。純正モデルに想定されたこの「あるバランス」はじつは非常にビミョーなもので、ものすごい販売競争の挙句、削りに削られたコストの産物がこのバランスなわけで、そいつをいじっちゃったのでは、まったく別の買い物をしたほうがよい、とそいうことになる・・・あ、勘違いしないでいただきたいのですが、カイゾーが悪い、といっているのではないです。ただ意味ねーよ、と(完全意味明瞭)。
純正と違う、変わった、からといって、ヨイのかといえばまったく違うでしょう(きつぱり)。新鮮かもしれませんが、そんなものに騙されてはいけません。

「改造車は機能を100%発揮しない、という意味で事故車と同じである」とホザいたのはかの福野礼一郎センセですが、まんざらウソでもない、どころか真実そのもの。パッド一枚、ロム一個変えただけでそれまでギリギリの線で保たれていたバランスはイッキにゼロに帰します。メーカの開発部門エンジニヤさまが苦心惨憺の挙句に編み出したそのバランスが根底から崩されてしまいます。一連のパーツ、特に駆動系をはじめとするパーツはまさに「想定外」のストレスにさらされるわけで100メートル走ってソク壊れた、だなんてまんざらジョーダンでもない。そんなので200(油温)のコーナリングだなんつったら自殺行為でしょうよ(爆)

え、なに、いいぢゃねえか、オレは自分の金で楽しんでんだから、って?・・・そりゃイイです、死ぬのは勝手ですが、なんとももったいない人生。カイゾー車で事故したら保険金一切払わない。ディーラだってもちろんメンドーなんかみない、そいう体制を早いとこ整えていただきたいものです。クルマの価値は速さにあるのではない、それはレーシングカーのだけのおはなし。250(油温)で走り倒したあとにも横断歩道できっちりとまってあげられる(爆)、そいつがクルマの価値ですぜ。

・・・ってなに?カイゾー三昧だったおまいがよく言うよ、って?・・・私だって大枚はたいて学習したんだもーん、ウギャーン(号泣)。エラソーなこといってすみませんでした>みなさま



目撃者の街角 フレンチおばさん?

2006-01-09 08:46:42 | 楽しきかな人生!!街角の目撃者
2005_12_23jpg_003今夜は夕食を出すお仕事がない。ので、夕方の1時間くらいを使ってきんぢょの温泉へと「初詣で」をばしてまいりますた。
ところで信州の駐車マナーはサイテーです(爆)。9割5分以上がアタマから突っ込んでしかもブースの白線はほとんど無視。ドアパンチ前提の乗りつぶし系からUFOキャッチャーゲットの7人の小人ならぬ50人くらいの小人満載(一部意味明瞭)のイヤディズニーワゴン@フルエアロまで2メートル以内にはゼッタイにとめたくない、と思わせてくれるクルマの嵐でんがな(爆)

温泉の駐車場も例外ではありません。入り口の近くにある身障者専用の一角なんて氷で覆われてるのをいいことにもちろんふさがってますし、とにかく歩くのを嫌がって近いところにとめようとしてひしめいておられる。
そんなところにとめたらドアパンチ食らうのは明白。わたしなんかどんなに遠くてもその可能性の低い、一番隅っこの切り返ししないととめられないような場所を選んでおります。TTのビミョーな曲線なんてドアパンチ一発がものすごく目立ちますからね(爆)
で、極上のがらすき温泉を楽しんだ後に「ああ、今夜はなに食べるかな~」などと考えながら帰ろうとしておりましたところへご婦人のグループが湯上りなご様子ででてきます。このあたりでは一家に一台どころか家族ひとりに一台が常識。それぞれに散っていかれたのですが、ババ・・・もといご婦人がたは例によってアタマツッコミ止め(意味明瞭)、必然的にバックででてからの切り返しを余儀なくされております。そのバックがまたすごいぜ!
うしろ振り返らないんですよ(爆)!キュルキュル、ブオオ~ン、ギャリン、ズズズ~、っとそのままダイタンに後ろに下がる・・・50肩のほかにこれでもかの厚着ですからまあムリもないっちゃムリもないんですが、見ているこちらとしてはカナーリスリリング!ミラーさえ見てないんで、こうなるともうワザですな、ワザ・・・で、案の定、そのうちのブルー○ードがナナメうしろの○ローラのバンパーにガリイン(!)だなんてぶつけてますぜ。ブルのテールもパリインだなんて割れてるし・・・逝った~(爆)、どうするのかな、と楽しみにしておりますとおもむろに降りてきたピグモンを想起させる(一部謎)「珍獣系(一部意味明瞭)」、みればカロ○ラのバンパーをナーデナーデ、してからブロロローン、と・・・

アオオ~ン・・・それって当て逃げぢゃ・・・、や、あの珍獣、もといご婦人はきっとパリ在住でお正月休みを信州のイナカですごしておられるお方なんだ、と納得の夕べなのでした・・・嗚呼、楽しき哉人生、ナデナデおばさんに幸多かれ、と。願わくばオレの半径5メートル以内にはとめないでね(ガクブル)、と。

ちなみに○ローラのバンパーはどう見てもボクっと、な(爆死)!あんまりみてると犯人にされちゃうんで、わたしもブロローン、とな(爆)