ボクスター仲間のI本さんが山を越えておみえになり、コストコに詣でたい、とおっしゃるので、I本さん所有のMY2005 987ボクスターに揺られて(爆)、コストコまでいってまいりました。
平日の昼間だというのにPには相変わらずの入りでまったくたまげるばかりですが、実は一台に乗っているのは1人か2人がせいぜい。みなさま店内の滞留時間が異様に長く、回転が悪い。
いうまでもなく、食料品の「買出し」というよりもコストコをテーマパークとしてとらえて、フンイキを味わいに来られる、というのが主流なせいでしょう。のわりには通年商品ラインナップがほぼ同じで、リピーターとはなりにくいのでは、と思うのですが、何度か通って様子がわかるうちに、それなりの良さを見出すところもあって、となるわけです。モノによってはそれこそ卸値で買うことができますし、キホン、業務用サイズなので、単価が下がるのは流通の常。食器用洗剤やピエトロのドレッシングなど、大量にあってもそれほど困らないものですとわざわざいって買う価値があるのでは、と錯覚しそうになる仕組み(爆)
加えて、他人のカートをチラ見するうちに、あ、そっかあれもいいな、となってしまい、売り場へと引き返そうとするのですが、件の巨大カートとほぼ同様な目的を持った他のお客さまがたがジャマをしてくださるおかげで、このカートの取り回しに四苦八苦。店内には売り場案内プレートなど「意識的に」一切ないおかげであちこち漂流しまくり!と(爆)・・・実にこれがコストコ駐車場の回転率の悪さの主原因なわけで、「超ニンキ」ですとか「ゲキ混み」、であるとか、現象としてはそうなっているが、事実でわないような気がするのは私だけでしょうか?
ところでI本さんは、エンジンを回さないタイプ・・・非常に空いたワインディングや郊外の道路にわざと誘い込んでみるのですが、いっこうに踏む様子がございません・・・ううむ、安全運転好きなのか(爆)?こんなに回すのが気持ちよいクルマも少ないと思うのですが、と水を向けてみると、どうやらドライバーのナラシがまだ済んでいない模様・・・まあね、じっくりゆっくりいったんさい、と。
そんなドライビングで驚愕しましたのはボクスターの低速トルクでございます(そっちかい)。2000rpmほども回っていればすでに充分な模様で、するすると速度を上げてしまいますし、さすがにキモチよくはありませんが、4速でもねばるねばる(爆)。
空冷の頃にこんな運転しようものなら、すかさずAさんの竹刀がとんでくるか(一部意味不明)、という場面ですが、もはやそんな時代ではない(爆)。おまけにI本さんのシフトは電光石火。「DSGかっ」と突っ込みたくなるほどの素早さで次のギヤに叩き込んでくださる・・・さすがにシンクロが、と思いやりはするのですが、クルマサイドではこれも無音で受け付けている・・・そう、1速にトリプルコーン(!)、2,3にはダブルコーンを使ったシンクロの成果でしょう。はからずも987の完成度の高さが垣間見える瞬間でした。
ううむ、ポルシェも変わりました。よくも悪くもモダン。でも、じつはそんなポルシェなんてつまらない(完全意味明瞭)・・・なんだか空冷ポルシェのあの気むずかしさや、ミョーなクセが懐かしく思えた午後でございました(爆)。じつはこれこそが加齢というものなのでしょう、きっと(涙)。「むかしゃ~、よかった」、と嘆いてみても進化には抗えない。素直に恩恵にあずかればよいのです(涙)。I本さん、運転おつかれさまですた!次回こそ、うちのに乗ってね!