黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

滋賀の県立入試問題を見て、「へたくそーっ!」と思う私。

2010-05-14 07:59:48 | Weblog
夏期講習会の理科のテキストを作っていて、とりあえずゴールインす。まぁ、そうせまた「もう一度やりなおしー」という展開になりますね。教科主任の加野先生から遠慮がちに「シャチョー、ここんところですけどぉ、もう少し何とか工夫できませんかねぇ」という事態もありうる。最近の加野先生は優しいから、許してもらえるか…どうだろう。
過去の原稿に手を加える作業が一段落して、その後も手直しをして、そこへ昨日も手直しをした。「オーソドックスな県立タイプの入試問題を追加しておこう」と。そのために過去三年分の全国の入試問題をパラパラと。北海道から沖縄まで。そこで「よその入試問題は質がいいなあ。滋賀県はヘタクソだなあ」と嘆くなり。昔は旺文社や学研の問題集に【滋賀県】と引用されることが多かった。最近は登場回数が激減しています、というか、めったに出てこない。「こりゃあ全国学力テストで下位に低迷するよなあ」とまたまた嘆く私。
まず問題の数が日本で一番少ない。「採点の作業が楽になる♪」というねらい…まさか。問題数が少ないと、得点分布がいびつになる。団子状態になります。「1問の配点の差で偶然に勝負が決まる」という傾向が出てくるだろう。記号のマグレ当たりで左右されるのは困ります。平均点も低い。県立の入試だから、もっと高くないと判定しにくいはず。
などと感じつつ、嘆きつつ、「眼が疲れたー。目薬を買おうかなあ」とも思いつつ、とりあえず作業を完成しました。
先日のおうみ進学プラザの会議で、それぞれの教科主任から入試問題の特徴や変化についてレポート。5教科の平均点がきれいにそろったのは評価できます。低いけど。ここ数年は数学が悪質で、極端な「数学オタク問題」だった。それは少しだけ改善。
こうして愚痴を書いたけど、入試問題の整備、改良を願いつつ、生徒諸君は頑張りなさい。それぞれの教科から「対策としては…」という説明があったから、これから教室の授業でちゃんと指導しますよ。「小手先の対策よりも、地味で地道な努力!」と。これを忘れないように。
今日の写真は野洲教室。個別指導のようすです。ホワイトボードに、生徒と講師の頑張りの軌跡が鮮やか。個別指導の教室も、青葉!

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