黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

日本のどこかに、私を待ってる人がいる~♪ 秋の琵琶湖畔に響く「いい日、旅立ち」。

2020-10-24 15:53:28 | Weblog

さわやかな秋晴れの滋賀県南部。
もちろん自転車で走る。他に思いつくことは無いのですか?…はい、無いです。
行き先は…特にナシですけど、気持ちよく駆け巡りました。
水辺が淡いピンク色。ミゾソバが可愛い花を咲かせていました。金平糖のような形の花です。大群落もあります。中には赤色がほとんどない白い一群も。
「テレビに出てくる新型コロナウイルスのようにも見えるが…」と思ったが、いや!打ち消す。
やがて図書館へ。うむ。そうなると本を借りねばならぬわけです。
酒井順子のエッセイ。一度は読んだ本ですが、再び読んで、女性心理の深奥を…怖いかも。
椎名誠のエッセイ。この人の本は、脳みそのマッサージになります。眠くなる直前にオススメ。夢の中でも笑えそう。
そして、ヘミングウェイ著「誰がために鐘は鳴る」。これは、スペインの近代史、現代史を読んだので、そのままの勢いで関連する小説へと進むわけです。
1937年からの…たぶんそのころ…スペイン内戦は、軍人、民兵、労働者と農民と外国人義勇兵が泥沼の戦いを続けて、大量処刑や虐殺も相次ぎ、スペイン人100万人が殺されたとも。死者の数さえはっきりしない現代史の暗闇。歴史を見れば日本にも悲惨な事件はあったけれども、こんなにひどいのは知らないです。
この内戦にイギリスから義勇兵として参加したのが、後に「動物農場」、「1984」などを書くジョージ・オーウェル。かなり先鋭な方向へ行ってしまった作家ですね。
アメリカから義勇兵として参加したのがヘミングウェイ。そのときの経験をもとにして「誰がために鐘は鳴る」を書いて、ハリウッド映画で大ヒット。イングリッドバーグマンが出ていたような気がします。映画よりも小説の方が絶対に良い。学生時代に一度は読んだけれども、あのころは背景になっているスペイン現代史の知識がなかったから、ただの恋物語としか。今度はもっと面白いかもしれないです。
なお、日経新聞の連載小説もスペイン内戦と恋の物語。静かなスペイン・ブームか…私だけ。
昨日は南草津教室で中3の授業。
途中で山口百恵「いい日、旅立ち」を聞いてもらいました。
音量が大きかったので、隣の教室の生徒たちが「うるさい」と。いやいや、心の中にはロマンチックな青春の情景がうかんでいたはず。
「あ~ぁ、日本のどこかに、私を待ってる人がいる~♪」
あなたを待っている人がいますよ。きっといます。
感染防止のために窓を開放して、おまけに扇風機を外向きに回している。やや寒いぐらいでしたが、そこは気合で。
今日は、これから唐崎教室へ行って、中3の授業。
写真は秋の授業風景。クラシックな黒板、最先端AI『atama+』、個別指導WithUなど盛りだくさんの山盛り。
そして会議や打ち合わせのようす。
水辺のミゾソバ、秋の青空など。
おうみ進学プラザは、グイグイと進んでいきますよ。実りの秋へ。
*追伸。フランスでは1日の感染者数がついに40000人。400人でも4000人でもなくて、40000人。再び外出禁止へ。フランスの感染者は累計で100万人を突破して、死者も30000人。
日本はこれまでの合計で95995人が感染して、死者は1710人。
チームJAPAN、耐えています。このまま感染防止の対策を粘り強く続けましょう。

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