King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

トヨタ自動車4年ぶり2回目の優勝

2006年03月26日 23時22分00秒 | バスケ
JBLスーパーリーグ2005-2006プレーオフ
ファイナル
2005.3.25 国立代々木競技場第二体育館

       1  2  3  4   TO
オーエスジー 17  12  13   24   66
トヨタ自動車 14   24   21   18   77

最後までやるかと思われましたが、第4試合で決着がついて
しまいました。それは、最初のクウォーターのトヨタの守りで
予想がつきました。あれほど点をとられていたハニーカットに
早い時期からダブルチームで完全に封じて、得意の3ポイントも
良いタイミングでは打たせなかったからです。最初から早い展開で
攻めては遠くからシュートを打ってくるスタイルは完全に封じられ
ていました。
そして、激しいディフェンスに動転したのか、パスが悉くはじかれて
ターンノーバーを繰り返します。決してプレスディフェンスを仕掛けて
いるわけではなく、どちらかというとタイトでゆっくりの展開にして、
相手のリズムを完全に奪ったということでしょう。それだけ、どんな
テンポでもどんな早い展開でもあわせられる技術の高さを見せました。
オーエスジーは、最初の点では上回ったものの、ペースは完全に
握られてしまいました。トヨタのゆっくりな守りとインサイドにゆっくりと
攻められてマークのパーキンズは最初はもっぱらおとりでボールを
運ぶだけです。それをずっと最初の作戦通り朝山と鈴木にぴったり
つかせるという方法をとっていました。
トヨタはタレント豊富です。パーキンズをボール運びにしても、点を
取れる選手はいます。オバノンの万能振りと高さと運動量もいつも
通りなら、ベテランの宗像やら渡邉も働き力の差をみせました。
オーエスジーは、最初点では勝っていましたが、その時にすでに
ハニーカットなどのインサイドが封じられているのとオフェンスの型が
整わないのを見越して早めにメンバーを変えるべきだと思いました。
なぜか先発も次の選手も明らかにファーストオプションをわざとはずして
山になる時にファールトラブルを避ける作戦を取ったものと思われます。
しかし、それが後手に回りとにかく外人以外まったく点がとれないと
いう完敗状態を招いてしまいました。フリースローでも普通のシュート
でも確率が悪すぎです。きっちり付いてきた時こそ、スクリーンで
フリーをつくりそこにパスを入れディフェンスを収縮させて外のパスアウト
が必要です。ボールマンにスクリーンをセットしたら、すぐにインサイドに
フラッシュするかカットするかシザースするかとにかくカウンターの攻撃
が必要です。ハニーカットのインサイドや外人のワンノンワン頼みが
今まで強すぎてこういう強いディフェンスに対処する術ができていな
かったのでしょう。でも今までのJBLのゲームより格段に面白かった
のは事実です。日本人選手もいくらか力がついてきたのかな。
コメント
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