King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

定年延長

2006年03月02日 23時37分08秒 | 日々のこと
四月から色々変わります。
法律も変わります。
定年制をなくすとか、65まで働けるようにするとか
段階的に65まで雇用を義務付けるようです。
ということは、4月以降定年を迎える人には
すぐに影響があります。
これもひどい話だと思います。
日本は65まで低賃金で働かされ続ける国だと
言うことでしょう。

しかし、私の知っている外国人労働者は
日本にやってきて子供を学校にやり、家も買おうとして
います。日本で肉体労働をしています。かなりの高齢です。
それでも日本のふたつの会社から収入があると言って
ました。本国では、大学教授という専門職でそれを
なげうっても日本で肉体労働をする方が良いという
その本音を聞きたいところです。

日本はそこまでしても良い国だから、居たいと言う事
なんでしょうか。それともただやむにやまれる結果とか、
本国に帰れない理由とかそれなりのわけがあるのでしょう。
日本は単純労働者を海外から受け入れないとやって
いけないという状況でしょうか。日本は受け入れを今後も
して行かない予定らしいですが、20年先にはその必要が
なくなるかもしれません。というのは、中国やインドなど
これから国民総生産で日本を抜く国がアジアでもでて
来るからです。

中国やインドのように日本より人口が多い国が日本並みに
生産すれば当然日本より生産高が上がるのは当然です。
しかし、中国やインドが日本並に資源をばか食いする国
になったら地球はどうなるのでしょうか。中国は一人っ子
政策を続けていて、人口減がこの先起こるとされています。
貧富の差の拡大と国の統治能力がこれから試される
難題が山積です。インドも隣国との緊張があり、そういう
国が果たしてこのまま日本並みの国力を持つのか疑問です。
逆に経済力をつけてそれが武力に使われることの方が
国際社会には脅威です。おとなしく犠牲になる国が
ない以上、武力的な圧力が生じ国の経済力が即武力
闘争につながります。インド、中国、と一国の問題のうちは
国際問題にはなりませんが、アメリカの支配がいつまでも
このまま及ぶとは考えにくく、アメリカの脅威をあおり紛争を
作る手法がまったく正反対に動くとき、自国の滅亡を
招くでしょう。

それはテロによる滅亡なんてものではありません。
力対力でぶつかれば石原慎太郎がアメリカで演説したように
中国が勝つという危惧もあながち間違っていないと思います。
今日本の持つ金が重要なキャスティングボードを握って
います。世界がインドに投資しようとする時に、日本も
あわてて中国からインドに投資をシフトするのか、それとも
新たなブロック経済圏を作るような投資になるのか。
今後の動きに目が離せません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする