King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

深雪なら

2007年03月14日 23時21分17秒 | スキー
突如やってきた低気圧により、週末から月曜日まで
大荒れの天気でした。となれば新雪滑走が可能だということで
当然以前泊まったペンションやまぼうしにも電話して予約できる
か聞きました。しかし、月曜の時点で電話に出てくれません。
火曜日は一日用事があり、出かけていてその合間に連絡しました。
月曜の晩に色々検索してかぐらにこれはというところを見つけましたが、
水曜日が休みで木曜しか取れないということなので、あきらめました。

でにわかに注目したのが『湯沢ホテルニューオータニ』でした。
昔よく通ったバーのマスターが、スキーに行くときの定宿にして
いたというのを思い出しました。ひとりでも泊まれるとでています。
ただし、夕飯はつかないパックしかなく、それでも値段も手ごろで
まあこういうホテルならメンテナンスルームはないということですが、
24時間温泉に入れて一度は泊まってみたいと思っていたので
電話しました。

すると普通この手の旅館は、直ぐ予約係に変わられたりする
のですが、そんなこともなく予約したいというとありがとうございますと
とてもうれしそうな声だったので、決めてしまいました。
ニュースでも流れましたが、ここに来て大雪が降ったので新潟の
もう営業をやめたスキー場も急遽また営業を再開するところや
細々とやっていたお陰でまだ営業できると胸をなでおろしたところや
もう従業員を解雇してしまい今となっては遅い雪を恨むというところと
水曜日の夜にもニュースに出ていました。

湯沢ならどこでも滑れる状況です。湯沢ニューオータニの周りには沢山の
スキー場があります。しかし、この大雪に行くとしたら、やはり八海山でしょう。
久しぶりに私のセミファットスキー、アパッチエクスプローラーの出番です。
いつものように、朝6時に起きて出発です。天気予報は雪です。
土樽からチェーン規制が出ていました。しかし、正月の時のチェーン規制
に較べたらまるで乾燥道路のような状態で、こんなので本当に金属
チェーンなんか巻いたら一区間でだめになります。
石打で降りて、本格的に雪は降り出していますが、それでも湯沢地方は
道路に融雪装置があり、ほとんど積もっていません。

八海山の山道に入るとさすがに積雪がありましたが、まだ4駆に入れる
程ではありません。前に大型観光バスがいてゆっくりなペースのままで
駐車場に着きました。そのバスは福島あたりのバスで、乗っていたのは
一般の観光客でスキーヤーではありません。ただ雪景色を見に来たよう
です。福島にも雪ぐらいあるだろうに。
9時頃ついて、着替えてロープウェイに上ると山頂はやはり新雪が
たっぷりとある状態です。しかし、久しぶりに履くエキスプローラーは
べったりと雪面に着いたままうんともスンとも言わず、動こうとしません。

何だこのデブ豚女は。いつも履いているHEAD君とは大違い。
ハの字に開いた足はそのままカーブもできずブルドーザーのように
雪を押して行きます。そんなことで、30分かけてリフトのところまで
着きます。すでにヘトヘトです。2本目から板の感じを取り戻し、
ああこうしてやらないとカーブしないんだと板に働きかけるように
なります。30分が15分になり、やがて7分になりました。人は
相変わらず何人もいません。こんな平日の人の少なくて雪降りの
日に中腹のレストランダウンヒルはやっているのだろうかといぶかりました
が、11時半には早々に昼飯に駆け込みました。

中には相変わらず滑るより談義の人がいて熱心なおしゃべりを
しています。八海山は体力を使います。まあおしゃべりタイムも
必要ではあります。さて、再開するとまえきた時にも居た親子の
モーグラーがこの降りしきる中でコースを作り訓練しています。
午後には、しっかりこぶらしくなっています。せっかくだから新雪の
ところばかりを滑っていたのですが、私も滑ればいくらかコブつくりに
貢献できるかと入ってみるとコブのリズムが小さすぎて最初は
最後まで行けません。

彼らのすべりを見ていて少し気がつく事がありました。
それはまた明日やればいいと一日新雪のすべりを堪能しました。
体は早く温泉に入りたいと言っています。湯沢に戻り、チェックインして
早速温泉に。24時間入浴可という温泉旅館に泊まるのは
2年ぶりくらいです。夏泊まった旅館は温泉じゃなかったし、この
間のプリンスも大風呂はあったものの温泉ではないとのことで、
温泉旅館自体が本当に久しぶりでとてもくつろげる感じでした。
といっても何度もお風呂に入る事はなく、しばらくして落ち着くと
外に夕飯を食べに行かなくてはなりませんでした。

別に疲れていたので中のレストランでよいと思ったのですが、
元来食事は部屋食が主らしく、宴会場はあるものの宿の
レストランというものがありません。ルームサービスがあるのですが、
おにぎり525円とか値段が高く、食べたいものもないので、
外に食べに行くという仕儀になりました。来る時に石打で見かけた
すし屋がうまそうだったので行って見るとやってません。
以前来たときにはもっと色々お店があったのに、湯沢の町は
マグドナルドが一番明るい店で、後はたいしたものがなく、
温泉街の店へ行きます。

ラーメン屋とか居酒屋やスナックの類と射的場があったものの、
肝心の食事が出来る店がなかなかありません。かえってホテルの
近所の方がよい店があり、それなら歩いてこれるのに車だったので
駐車できる店をうろうろ探す羽目になりました。手打ちうどんの
店があり、そこにしたのですが、私が頼んだけんちんセットには
乾麺のようなうどんがついてきただけでした。これが手打ちなのだろうか。
激しく後悔し明日の晩は、湯沢ではないところにしようと思いました。

初日の晩は静かに過ぎて苗場プリンスに較べると広すぎる
部屋は快適で、ぐっすりと休めました。
コメント (1)
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