King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

小椋佳 歌談の会へ行く

2007年03月20日 23時40分51秒 | ライブ・コンサート・展覧会
いつも走っている公園で、小椋佳が来てコンサートを
開きました。
かねてから券の手配をしてあり、お友達と出かけました。
といっても、この日は用事を済ませた後、午後一時から
いつもどおりこの公園を二往復しております。
そして、いつも通るサイクリング道路から見える音楽堂に
あの小椋佳が来るのかと思いました。

忌野清志郎がガンに倒れて、すっかりコンサートからはなれて
生の歌を聞くのは随分久しぶりです。
小椋佳の唄は、私の青春時代そのもので、折々に歌った歌も
数多くあります。
というわけで、わくわくで出かけたのですが、いざ始まってみると
なんとも落胆してしまいました。
ピアノとギター、それにシンセサイザーというバックはそれだけで
ボーカルが小椋佳ただ一人というこじんまりとした構成で
セットリストが

1.さらば青春
2.俺たちの旅
3.シクラメンのかほり
4.夢芝居
5.未熟な晩鐘
6.約束(歌語り)
7.愛燦燦
アンコール
8.山河

という内容でした。
会場は、700人弱位の規模でこじんまりとしているホールです。
この間の『フラガール』と同様、周りの顔をみるとおじいさんやおばあさんばかり
です。
歌う小椋も63歳とのことで途中のMCもやれ肩が痛いとか
物忘れがひどくなったとかそんなものばかりです。
27から歌を作り、2000を越す楽曲があるといいます。
この日の話で印象に残ったのは、ハンカチの唄という童謡を短調で
作り直したら夢芝居になったということと、お蔵入りのボツ唄を布施明
にB面曲として渡したら、それがヒット曲になったと言うあたりです。

そんな話は興味深かったものの、唄は特に聴くところもなく、
ソングライターとしての力は感じるもののパフォーマーとしての力は
そんなに見るべき物もなく、淡々と終わった感じでした。
帰りの人ごみから聞こえる歌唱力がよいとかいい歌とかいう
言葉がお年寄りの間から聞こえていました。
私には、やはり中村雅俊や布施明や美空ひばりが歌ったから
大ヒットになったんだなあと感じました。

今でも、日本各地をツアーしている行動力と創作活動には
敬服いたしますが、ユーミンのコンサートを聴いたときと同じ
感想を今回も持ちました。

それでも、コンサート後友人たちと楽しい食事をし特別な日となり
ました。コンサートもこんな小さな規模がいいかもしれません。
普段行くライブなら、この位の会場に2000人とか3000人も
詰めて行われますが、この日のように最後まで座ってゆったりと
過ごすのもいいかもしれません。
コメント
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