King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

バーゲンハンティング

2007年09月27日 23時30分31秒 | 日々のこと
今日は久々大幅な上げ幅を記録した株式市場ですが、
私はすでに半分以上処分していたので、今回の上げは
あまり恩恵を受けませんでした。そして上げている銘柄が
ノンバンクですから、いくら上げても買う気になれませんでした。
買っているのは、主に外国人で徹底的に売りたたかれた値崩れ
した物ばかりをさらっていったらしいです。

しかし、日本の銘柄では奇妙な現象が起きていて、業種トップ
でも人気の圏外で不当に扱われている銘柄が多数出て来ています。
長期に見れば絶対の買場ですが、今はテーマに外れたり、妙に
主手筋から漏れると、誰も買わなくなりずるずると下げているようです。
つまりは、仲間はずれにわざとしたり、持合とか合併などにも関係ないと
なると今は誰相手にしてくれないのです。それがたとえ業界を代表する
トップ銘柄でもです。例えば、NECとか日立とかかつては日本を代表する
ブルーチップといわれた銘柄ですが、いまや完全に市場に無視されています。

株価が安くなると、外資に狙われたり株主に迷惑がかかると、配当を
上げたり、自社株買いをしたりしますが、そんなこともなくどこからTOBも
かからないとなると途端に誰も買わなくなってしまいます。それと証券会社
などの格付けや新聞の業績発表には敏感に市場が反応します。
例えそれが大幅増額の利益発表だとしても、勝手にもくろんでいたもの
と違えば失望売りが襲います。日立などは業績が悪い訳ではなく、
per1倍と言う低評価で同業の東芝との差は開くばかりで、時価総額で
数兆円も差ができてしまいました。

一時400円も上がったのに、ノンバンクなんか買ってどうするのでしょう。
新聞では、大幅減益を伝えるものばかりです。彼らが買うことによって
どこかに影響が出ないように狙って買っているとしか思えません。
もともとのトップ企業など意地でも買わないという感じがしました。
まあ私の下にはもともとあまり影響がなかったのですが。

今日昼に『情婦』という古ーい映画を見ました。見たのは夜でしたが、
面白い映画でした。途中で筋というかからくりがわかってしまいましたが、
こういう騙したり見るものを裏切ったりという一種演劇の醍醐味で見せる
映画が昔はあったのですね。マレーネデイトリッヒの最初の登場でバーン
と来る迫力。愛嬌あふれる人物設定の弁護士と主役のタイロンパワーの
演技も堂々としたものです。今ではこのように泣いたりわめかないで
これだけ演技できる役者がいるでしょうか。台詞の間と堂々とした演説と
台詞回し。各役者が全て役割をわきまえてそのとおりに動く小気味よさ。

白黒の古ーい映画でしたが、楽しめました。
コメント
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