King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ブラジルサントスNo2の真意

2012年05月19日 10時34分28秒 | 珈琲
コクとかまろやかさというのがこの季節になると
重要なファクターとなります。

新年度から色々新人の加入で変化を混入して新たな
うねりを伴い動き出した共同体は、さまざまな軋轢を
生じ、中にはそこからはじき出されるものも生まれ、
結局一度壊して練り直して動き出すのが今の時期の
感じなんだと思います。

はじき出されないまでも、新入生やニューフェースの
人達には五月病などという名前の付いたスランプが
待ち受けています。

そこでそんな気分に陥りそうな人にも感じてもらい
たいのが、立ち止まった時の五月の風です。

今の時期、梅雨前のからっとした風は実に気持ち良く、
空も透明感を持ち抜けるようにどこまでも続くかのような
奥行きを持ちます。

しかし、これも一夜にしてできたことではなく、長い冬を
抜け、春の嵐を経てのこと。

五月がいつもさわやかとは限りません。

五月がいつも優しいともあなたの気持ちのそばによりそうとも
思えません。

そこでシャキッとした気分にさせてくれるキレのある珈琲
とかすっきりとした苦味の珈琲を飲みたいという欲求が
自然とあると思います。

ですが、あえてここではコクとまろやかさを感じてみて
この時期を味わってほしいと思いました。

先日、ブラジルサントスを焼くとツイッターに書いたところ
それを見たのか、続けて普段はないブラジルの注文を
いただきました。

三日前に焼いたブラジルサントスNo2は実に焼き上がりから
うまそうな色をして豆艶が輝いていました。

この豆とモカぐらいしかこの珈琲らしい珈琲色の焼き上がり
になりません。

いやブラジルしかこの色はあり得ません。

すぐにでも飲みたいと思いました。

ですが、ここであえて一日待ちました。

よく言われるのはブラジルは焼きたては苦いということ
です。

しかし、焼き方によってはそうでもありません。

一日待つのは、それにより加わる何かを期待してという
ことですが、何か消えるのか加わるのかというのはそんな
単純なものではないと思います。

アイスコーヒーでも不思議なもので、どんな淹れ方の
アイスコーヒーでもできてすぐより、一晩寝かせたもの
がおいしいとだれもが言います。

これは水出しアイスコーヒーでも同じです。

一晩寝かせたものの方がコクがあるとかまろやかになったと
味がよくなったと評する人が多いのです。

実際には珈琲は冷めるとまずくなったり、時間を置くと
すっぱくなるという観念の人が多いと思います。

作り置きの冷蔵庫にあるアイスコーヒーなどすっぱくなって
いるものという固定観念の方が多いと思います。

しかし、実際には作って一晩おいたくらいの方がうまいのです。
そのうまさを知るには出来立ての味も知ったうえでこれを
味わうから知れることだというのが重要なことです。

できたてのうぶな感じも知った上での昨日よりよくなっている
という体験を皆さんにも共有していただきたいと思います。

さて、自家焙煎珈琲豆の中ではあまり存在が重要視される
こともなく、スペシャルティばやりの昨今では語られる
機会もないサントスNo2ですが、私にとっては古い付き合いで
あり、最も何度も味わったものです。

そして、珈琲の基本はすべてここにあると思われる味わいです。

この味を知らずして、他の珈琲を語れるでしょうか。

ぜひ試飲してみてください。

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整理のために

2012年05月19日 10時08分40秒 | 日々のこと
本日はとても気持ちのいい晴天です。

まさに五月晴れ。

ここに至るまでの雷雨やら雹やら地震やら
いろいろあっての快晴で、こういうのを
五月晴れというのでしょう。

今朝の目覚めもそんな感じでした。

昨夜見た『SEX and the CITY』の影響か
面白い夢を見て目が覚めました。

忘れないうちにいくつか書いておきます。

映画の方は、テレビドラマシリーズの映画版で
テレビドラマシリーズは何度か見たことがあり、
30台の恋も仕事も楽しむ都会の女性の生活と
いう最初のコンセプトから映画では女性達は
すでに50台となり、それでもまだ輝き続ける
都会の女性達というのはなんか無理があり、
特殊ケースを描いていて、これをみんな望むものか
見てみたいものにする努力は認めるものの、
面白いかというとなんか気持ち悪かったというのが
正直な感想でした。

その映画のせいか夢をみたのですが、それが
荒天の中プロレスのライブに出かけ、最後の
ファンと触れ合う握手会の中こちらはお付き合い程度
の参加なので、そんな人たちを避け会場を出ようと
するのですが、特殊な会場で非常階段のような
ところから転がるように出なければならない
のでした。

そして、自分の店についてみるとあの会場の
ような面白い作りを自分の店にも取り入れようと
色々と話し合いをします。

その時地域に起きた事件で、なんでも口で受け止めて
しまうという人のうわさがネットでビデオが作られ
その人のことが話題になり、それを
そのまま店の名前と噂の店として世に出すように
話が動き出すというもので、ことの真異とは別に
おもしろいというだけで店とは何の関係もなく、
噂の店ということで手を挙げるだけでそれなりに
商売になる実態に店をやるとは、有名になるとは
どういうことかいろいろ考えさせるものが含まれて
いました。

しかし、重要な店の概要とか夢では見えていた色とか
形とかぼろぼろと抜け落ちていくので、せめて話の
概要だけでもと今書きとめました。
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