King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

環境問題温暖化行動サミットと今月のブレンドは

2019年10月01日 10時00分10秒 | 珈琲

諸々の手続きを進める中、昨夜はぎりぎりまで色々なものの購入を

発注するかどうするかで悩み、どうするかをいつまでも考えている

のでした。

 

大概そういうぎりぎりであわててやることというのはことごとく失敗する

のです。

 

そんなこともあり、なるべく慎重にという姿勢と今まで放置したものをもう一度

見つめ直し処分することなど山積みした問題に対峙しています。

 

それでも月は変わり季節も移り、今月の季節のブレンドもこの深まる秋にふさわしい

味をお届けしなければなりません。

 

今月のブレンドは『秋聲』です。

 

深まる秋の風、山の香や草叢から湧く虫の大合唱など

秋聲満萬野 しゅうせいばんやにみつ
辺り一帯、秋の気配に満ちている・

そんな味をイメージして酸味と甘みと苦みが醸し出す秋の声に満ちたブレンドです。

 

秩父の野原に秋などは簡単に見つかると思われるかもしれません。しかし、昨年と今年では

明らかな違いがあり、いつもは普通に見られるススキや萩の花、葛の花などが積極的に

山などに分け入らないとみられない状況になっています。金仙寺の平原もいつのまにか

太陽光発電所や住宅地や工作所などの建物ができて昨年までの野生動物が行き来するさみしい

暗がりの道でしたが、今や住宅がいくつも建ち昔狸が出て化かした話も風情もなく、暗がりの

平原から見る武甲山や月といったコントラストも味わえなくなりました。

 

それなのに野生動物はこの住宅地に普通に出てきて自然が豊かなのか野生が狂ってきた

のか良く解らない状況です。

 

先日の国連温暖化行動サミットでは小泉大臣の海外デビューというニュースばかりで

安倍首相が演説を取りやめた事や日本が世界からどんな目で見られているかという

事はまるで報道されていませんでした。

 

日本は原発事故以来原発発電の不足分をガス発電などで補っていて化石燃料依存を

高めた国として悪評と世界からは冷たい目で見られていますが、先進国で唯一石炭火力発電の

新設を計画しているなどその取り組みは小泉大臣が真摯に取り組んでいるという発言とは

裏腹なものとなっています。

 

地域の小規模発電を増やして長距離送電をやめていくなどというのも行政の方針と

指導がなければ実現できないことです。しかし、不安定なそういった小規模発電より

安定供給される大規模送電の方が産業的には有利であり、安定供給は文明社会にとって

必須なものです。温暖化で災害が頻発するようになるとこの大規模送電が却ってあだになり

長期停電も起こりうることが先日の台風でも経験しました。

 

そして電気が止まると死人が出るような暑さになってしまったことも今後の環境問題に

これ以上化石燃料の消費を増やし温暖化を進めることは益々電気がないと生きていけない

世の中になってしまうというつまりは貧しい国の生存権を奪うことになるのです。

今の安倍政権ではそれを止めようという意思もなく、マスコミはそれを報道しようとも

せず小泉大臣のセクシー発言ばかりを取り上げていました。

グレタ・トゥンベリさんが涙ながらに訴えた人類が滅びようとしているのにあなたたちは

お金儲けばかりとは我々に発せられた言葉だったのです。多くの日本人はこれは戦争を

したがる国と原油輸出国との争いで我々には関係ない事と聞いたのではないでしょうか。

子供まで使って産油国を攻撃してという見方もできます。日本が先進国でありながら

石炭火力発電を新設するのはそれが安価だからです。また日本の先進技術なら従来のもの

よりCO2がずっと少ないという人もいるでしょう。しかし、バイオマス発電とか利用できる

技術はいくつもあり、さらに小規模で地域密着の発電を増やせばさらなる省エネ効果も期待

でき、不安定な今の状況も今後改善して行ける課題です。いずれにしろ政府や行政のやる気

がどれほどかで変わる問題です。そんな重要なことを報道もせず政権に忖度するような報道が

席巻する現状はやはり変えていくべきでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする