King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

他人の旅日記、滑走記から見る曼荼羅

2019年10月30日 09時46分17秒 | 珈琲

昔から旅行記とか人の冒険話は人気のジャンルでした。

 

日々他人のブログやスキーの滑走記録を読んできました。

 

それらを見るとどうしてもその人の技術とかその人の経験値と技能、経てきた人生とか

人間のスケールとか能力全てが現れるので、ときに小学生レベルの行動のようなよくこんな

ものを公にしてしまったというよなものもあります。

 

私が不動産会社にいた時代に様々な人生とその成果を見させていただきましたが、どんなに人脈

を築き多くの実績を仕事上でなした人でも専門的実務的職能が必要になるという事態の前では

築いてきた実績や人生も役に立たない事態やたちははだかる法の規制やら専門知識の欠如は平等に

人生の関門になるというケースをいつも際立たせなにかと立場上の上下関係を持ち出したり、自分の

こだわりとかそのものにまつわる事件やら手に入れるまでの人生とか持ち出し語る場面を経験して

きましたが、それらは何にも事態の解決にならないばかりかその人の人生や事態の解決にはならない

のです。

 

不動産についてそのまつわる話も多く、人生の重大課題にかかわることも珍しくないこの処分という

事態に人はその理不尽な現実は理解も解決も自身の築いた知識や費やした時間も何の助けにもならず、

自らの無力さと世の矛盾を思い知らされるという場面も数々と経験しました。そんな時にも所詮他人事で

思い切った解決方法を提示してそれしかありませんよと随分乱暴な決断と処理を迫っていたと今では

ぞっとするようなことだったと思うこともあります。

 

それはまわりまわって自分の立場で当時の解決策を自身に迫ることが度々あると余計強く感じるのです。

 

まあ他人だから人の人生にかかわっても法律上実務上こうするしかないと切り捨てるのも簡単ですし、

仕事なので人の事情や人生に思い入れするのも毎日の仕事となればそれは立ち入りがたいのも当然です。

 

職業上その気持ちをおもんばかるとか気持ちの処理に必要なこともテクニックとして身に付けてきたつもり

でした。それは時に最後の踏ん切りをつけさせる決まり文句だったり、あきらめを迫るいつものセリフだったりと

いうものです。それは仕事だからの行為であり、友人としてならどうでしょう。結論から言えば、他人から

見たそれらの行為や助言はすべて余計ごとであり、無駄で無責任で何の解決策にもならないくだらないものと

いうことになります。

 

だから他人のこだわりの詰まったブログやら旅行記やら滑走記などはいくら読んでも知りたいことや

事情などは手に入らず、一番重要な費用や必要な時間などという実体験もその記録がもうすでに10年も前と

いうことで全く資料としての価値もないものだったり、当時はそうだったんだという歴史的遺物でしか

ないということです。個人のブログなどだとそういう細心の記録より、その時友達の誰々がどうしたとか

邪魔したとかそんなことばかりで結局何の役にも立たないということにがいまさらに解るばかりです。

 

さて、昨日は雨の中工事業者からの連絡で、新居の駐車場のコンクリート打ちが今日から始まるのでと

その前に門の出入り口の開放とか鍵の解除とかの連絡があり、行ってみると現地にまだ作業員が作業中な

もののすっかりと基礎が入りあとはコンクリートを流すだけとなった現地の様はああだこうだと色々心配し

ちゃんと実現できるのかという不安や心配も払しょくする出来でこんなことならなぜ早くできなかったのかと

余計腹立たしくも感じるのでした。それでもその様子はまだ一抹の不安を残すもののやっと今日には決着も

着くという思いをさせやっと晴れた肌寒い朝の空気とともによいよだという気にさせるのでした。

 

そもそも、この事業は消費税増税前に発注してその効果が表れないよう念を押してのものでしたが、それを

うやむやとするかのような今月中の完成を見ないという引き延ばしやその原因を天災という人知を超えた

もののせいにすることで増税前の値段ということもなんだかあやふやなものとなってしまいました。

 

反面増税対策の5%還元が今では色々な物に使えるようになり、遅れたことにより得したかもという事態も

あるので後は無事完成を祈るばかりです。

 

その駐車場自体自分でタイルを敷いて作るつもりで試しに10枚敷はじめてそのままになっていたのです。

 

さて、それらもプロが介入するといとも簡単に形になり、あとは使うだけとなるのです。どんな文句や

自分がなした今までの努力や時間も抗しようのない事実です。

 

なれば、それを味わい使い前を向いていくしかないでしょう。そんなことをいつまでも考えて待たされた時間と

かかってしまえばできたものの簡潔なさまとを思い朝飲む珈琲とともにいつまでも余韻に浸る朝でした。

 

 

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