昨日に続き雨でさらに強くなっています。このように雨続きだと駐車場の
着工はいつになるのかというもうあきらめと落胆の日々です。
今月中に移転すると連絡していましたが、まだ当分今の羊山の下で営業となります。
というわけでしばらく新豆も我慢していましたが、もうこうなればいつ入れようが同じです。
とりわけ今欲しい豆とか気になっている豆があり、順次発注します。
肌寒い感じの日が続き、やはりこういう時には珈琲でのぬくもりというのが恋しい季節です。
なんて言っても寒くなるのはまだ先。ついこの間まで熱中症に注意という天気予報が大雨に警戒に
変わり、日本で一番早いスキー場は今日オープンです。
韓国でも疑惑の法相が辞任して、日本でも菅原経産大臣が辞任しました。毎回失言したり、資金問題とか
国会でその資質を問われやり玉になる人がいて辞めるというのもいつもの風景となっています。
もう少し事前調査して選んだらとどうしても思いますよね。それにしても選挙違反だったら国会議員も
辞めなくてはいけないはずなのにそこは結構うやむやですね。党を除名されても辞めなかったりと
選挙に受かってというのは試験を受けてなるのより難しいのはわかりますが、資質とか疑惑のある人は
はじかれるようにもっと制度ととして導入していかないといけないのでは。
新豆を購入した際、いつも格安で珍しい豆とか訳あり品を分けていただく問屋さんに珍しさで
ついひかれて注文を入れて別ルートだと決済方法により5%還元が使えることが解りいまこれは
買い時なんじゃないかとにわかに思いました。
珈琲業界では今回の増税では目立った値上げや仕入れについて増税分が加味されたり仕入れ値段が
変わったりしたことはなく全然普段通りだったという印象でしたが、この5%還元を使用できる
業者は普段でも他より安いうえに輸送コストも他より安く使いやすいところでした。ただ、発送日
が限られるようになりいつ注文していつ荷が着くというのは気を付けないといけないのでした。
つまりこれは行政の宅配業者と輸送業者の区別が存在し、免許制度とか貨物制度とかがあり
定期貨物とか輸送運賃なども最低運賃とか規定運賃とか法定になっていたりしてなかなか
安易に比べられないことになります。
最近は珈琲の一俵というのが小さくなり30K以下もたくさんあります。すると今までの定期貨物便
では送れず宅配便とか郵便貨物とか小口配送になったりします。小さな業者の小さな発注に決算システムが
合わさった宅配決済は今まで大手問屋が扱わなかった小売りにも参入する道を開き、年々その様相は
変化していきました。
今まで一俵販売が普通のところが小口小分け販売に特化したりという変化も見せました。自家焙煎珈琲店の
釜も年々小型化し、各店で特色と品ぞろえに特長を出したいので各ロットは細分化する傾向です。ただ、
その売り手の人のセンスというのが大きく問われる状況ながらは原産国の経済規模とか経済事情まで
知らないと中米の小さな国のどこに良い豆があるかというのは経験と味の見極めができないととんでも
ない高値で珍しいからと手を出すことになります。
中米の豆はほとんど狭い地域で同じブルボン系の豆だという知識すら持たず、さらに歴史的背景や
宗主国の違いとか経済規模と現農園主の関係など知らないといけないことは多々あり、新豆がいつ
とれるのかというのもどの国がどこにあるのか知らないと判断できません。しかし、売っている人で
これをよく理解して銘柄としてそろえている人は少なく、各国の特長とか味の違いを明確に説明する
人も稀です。
特に昨今はこの地域のゲイシャとかマラゴジッペやバカマラという希少種がもてはやされ、中米の豆は
争奪戦的に買われスペシャルティグレードの豆は非常に少なくなってしまいました。
昔からバカマラ温泉として日本ではその豆は喫茶店でストレートで売られるほどポピュラーな豆ですが、
どこの商社でもあるという豆ではなく、人によってはずっと扱ったことさえないという豆になってしまい
ました。
同様にニカラグアも昔から安くて味の良い豆でしたが、そのニカラグアらしい豆というのも非常に
少なくなっています。
逆にパナマというのは中米の国の中でも政治経済的にも安定していて、一番都会で豆の入手も簡単です。
ただ、それは単価の高騰にもつながり、高くて味も良い地というイメージが定着してしまいました。
一方田舎のグアテマラは人気がなくなり、さらに政情不安でゲリラなどいる地の珈琲はなかなか入りづらく
ブランド力も落ちています。
そんな地勢的な知識とブランドによらない味による認識を持たないで今仕入れられる豆を入れている
という感じの店と味に基づいて仕入れしているところはその並びも違ってくるわけですが、高く豆を
とかく売るという店はここが旬というのがずれているのですぐわかります。
新豆というのがはやり一番豆とか一番摘みという豆もよく見かけます。
また桜ブルボンとかストロベリーといった豆もその時期に合わせて商社は入れたのでしょうが、
一年中桜やストロベリーがあるというのもこれはどうしたことかとなってしまいます。もともと
お客様はイチゴ摘みの時季にこの珈琲を飲みたいというわけでもなく、季節に適しているからと
好むのでもなく買うのでしょう。ただ商社の人は季節に合わせて売り込みしたので、それをはずした
時期に入れた豆をどう売るのかまで考えていたのかという問題は全く頭になかったのでしょう。
季節と珈琲とはどんなものか商社の売り手の頭には違う風景が流れていることは確かで、私が
いつも言っていこの時期はこの豆が飲みたいというイメージなんて及ばないのです。
生活と密着した珈琲を考えたとき、やはり季節と珈琲は切っても切れないものがあると
感じます。明日は新豆について書きます。