2対2として、最後までもつれこんだので面白くなりました。
そして、最後の試合では最初から河を使い、戦術ががらっと
変わり、最初からシャンソンはゾーンディフェンスで
JALは外からボンボン打つ展開になりました。
河が入り、ブロックや河のワンノンワンなど単独での活躍も
見られました。万全な体調でもないらしく、河を基点に
インサイドに早いあわせなどはなく、相手のディフェンスを
粉砕という事にもなりませんでした。ただ、あきらかに
意識しすぎて、ファウルが増えたり外打ちが増えたり、それ
なりの効果があり、河が入るといないとは大きな変化があると
見れました。ただ、それもこの試合が最後でしょう。WNBAとの
契約が報道されていますから。
最後もつれて後3点の時に、河の足がつり引っ込みさあわからない
という最高の演出になりましたが、JALの攻めは残り7秒で永田に
決められ勝負あったになってしまいました。この7秒を守り、最後の
24秒をフルに使い3点取れば勝ちもあったかもしれません。初の
チャンピオンが目の前にあったのにするりと逃げた瞬間でした。
河が抜けた。しかし、シャンソンには永田がいるということですね。
通してみた感じでは、JALの攻めはワンパターンでもう少しバリエーション
なりインパクトアタックの選手を作って、後半の動きが鈍ったときの
選手をどう動かすかが課題だと思います。
前半の出来と後半のもたつきが明らかに差がありすぎて、付け込まれて
います。前半のメリハリや控え選手の起用でいくらでも回避できる
問題であり、ゲームプランであまりに決まりすぎたシステムもちょっと
した工夫でがらりと変化できる兆しを感じます。それはゲームごとに
選手が活躍して二桁得点した選手が次の試合で2点くらいしか取らな
かったりそんなケースがままあり、チームケミストリーに上手く機能
してないのだと感じました。