金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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69:『Friends』

2005-08-02 20:31:57 | 05 本の感想
『Friends』(祥伝社)
★★★☆☆

ひとりアンソロブーム?
恋愛未満の友だち、あるいは女どうしの友情がテーマの短編集。
一部感想。

谷村志穂 「青い空のダイブ」
王道だけど、幼馴染の恋愛に弱いのです。
気心が知れていて、適度な緊張感もあって。
出てきた友達たちが、本当「出てきた」だけなのはちょっと物足りなかった。

前川麻子 「恋する、ふたり」
母と娘と、母の恋人のお話。
かわいいなあ。ほのぼのしててやさしい気持ちになれました。
この人の文章を読んだのは初めて。

横森理香 「Chocolate」
チョコレートが食べたくなった。
BABBIは先日セントレアで初体験。えらく高いジェラートを食べました。
チョコレートもすみっこにおいてあったのだけど、メインはウェハースチョコだったのね…。
次回空港に行く機会が会ったら買ってこよう。
きっと自分もヒロインと似た行動をとってしまうのだろうけど、都がかわいそう。

唯川恵 「彼女の躓き」
おもしろかった。
女どうしのドロドロって、身につまされるところもあり、リアリティが感じられてドキドキする。
結婚した男性に対してヒロインたちが「こんなはずじゃなかった!」と思うように、
男性のほうもまた同じような後悔を相手に対していだいているんだろうなあ。


コメント
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