金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

71:平岩弓枝 『清姫おりょう―御宿かわせみ〈22〉』

2005-08-03 20:35:01 | 05 本の感想
平岩弓枝『清姫おりょう―御宿かわせみ〈22〉』(文藝春秋)
★★★★☆

表題作「清姫おりょう」のラストの描き方は、このシリーズでは異色。
なんだかおどろおどろしい事件が多かったような気がするのは気のせい?
よそに東吾の子どもが…という話は、読んだ記憶があるのだけど、
すでに忘却のかなた。
思い出せないと落ち着かず、一巻から全部読み返したくなってしまう。
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70:『ナナイロノコイ―恋愛小説』

2005-08-03 20:33:40 | 05 本の感想
『ナナイロノコイ―恋愛小説』(角川春樹事務所)
★★★☆☆
またアンソロジー。最近読んだもの、すべて江國香織の作品が入っている。
今回も一部感想。

角田光代「そしてふたたび、私たちのこと」
おもしろかった。
仲のいい友だちがいれば恋愛は不要、と思ってしまう気持ちはよくわかる。
ずっとそのままでいられたらいいのだけれど、なかなかそうはいかないもの。
特に女の子は恋愛の占める優先順位が高いので。

藤野千夜「ビルの中」
ひさしぶりにこの人のお話を読んだ。
『少年と少女のポルカ』ではじめて知って、その後に読んだ本で挫折。
今回はいたって日常的な(?)恋愛が描かれていて気楽に読めました。

ミーヨン「くらげ」
なんだかものすごく読みにくくて、入り込むことができなかった。
ベースになってる言語がちがうからなのかなあ。
読んでいるあいだじゅう、不思議な違和感を感じていた。

唯川恵「手のひらの雪のように」
これからひとひねりあるのかと思ったら、あっさり終わってしまって拍子抜け。
ナオと俊太郎の距離感みたいなものは好きでした。

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