金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『(ハル)』

2005-08-29 20:54:07 | 映画の感想
『(ハル)』(森田芳光 監督)
★★★★☆

内野聖陽さん目当てで見たのだけど、よかった~。
「インターネット」ではなく「パソコン通信」、
メールが普及する前の時代のラブストーリー。
ネット恋愛ってもう食傷気味だったのだけど、
10年前の作品であるにかかわらず、とても新鮮な感じがしました。
メールを通じて少しずつ心を通わせ、お互いを大切に思うようになるまでの
過程が無理なく描かれています。
日常の風景とメールの文面が断片的に組み合わされて、
全体的には穏やかで静かな哀愁さえ感じる雰囲気。
そんな中でも文字だけでつながった関係のあやうさ、
姿が見えないからこそのせつなさが
しっかり感じられて、ふたりのすれ違いにやきもき。
久しぶりにどきどきするようなラブストーリーを見た気がしました。

深津絵里って本当に可愛い。
きれいというよりキュートな感じ。
10年前の映画なので服装や髪型が野暮ったく見えるはずなのだけど、
透明感はあいかわらずです。
そして意外なところで宮沢和史さんを発見してびっくり。
個人的には、若い内野さんより彼のほうが好みだ(笑)。

コメント
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