桜庭一樹『少女には向かない職業』(東京創元社)
★★★☆☆
中学2年生の大西葵は、学校では明るいお調子者を装っているが、
家では、苛立ち自らの不幸を訴える母親と、
アル中で暴力をふるう義父におびやかされ、
陰鬱な気持ちを抱いている。
夏休みのある日、目立たないクラスメイト・宮乃下静香と
出会った葵は、静香の手助けを得て
殺したいと思っていた相手を死に追いやることになる。
*****************************
まだ数冊しか読んでいないけど、なんとなく、
著者の初期の作風がわかってきた。
たぶん、「少女」とか「女の子同士」が好きで、
残酷でグロい描写もその少女性とセットなんだよね。
恋愛対象としての男の子というのもいるんだけど、
オマケというか、蚊帳の外。
スプラッタ的な展開は好きじゃないけど、
最初の殺人の過程と、終盤の
「彼女の言っていることは本当なのか? うそなのか?」
と迷うあたりは、読みながらドキドキ。
★★★☆☆
中学2年生の大西葵は、学校では明るいお調子者を装っているが、
家では、苛立ち自らの不幸を訴える母親と、
アル中で暴力をふるう義父におびやかされ、
陰鬱な気持ちを抱いている。
夏休みのある日、目立たないクラスメイト・宮乃下静香と
出会った葵は、静香の手助けを得て
殺したいと思っていた相手を死に追いやることになる。
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まだ数冊しか読んでいないけど、なんとなく、
著者の初期の作風がわかってきた。
たぶん、「少女」とか「女の子同士」が好きで、
残酷でグロい描写もその少女性とセットなんだよね。
恋愛対象としての男の子というのもいるんだけど、
オマケというか、蚊帳の外。
スプラッタ的な展開は好きじゃないけど、
最初の殺人の過程と、終盤の
「彼女の言っていることは本当なのか? うそなのか?」
と迷うあたりは、読みながらドキドキ。