柴村仁『プシュケの涙』(電撃文庫)
★★★★☆
書評ブログで「名作」に挙げられていたもの。
二部構成になっていて、
第一部が校舎の4階から飛び降り自殺したとされる同級生・吉野彼方の
死の真相をめぐる二人の少年のやり取り、
第二部が吉野彼方視点で語られるボーイミーツガールの青春もの。
正直、「感動!」とか「泣いた!」というほどの
インパクトはないんだけど、
透明感のあるセンチメンタルな感じが電撃文庫みたいな
ライトノベルでは珍しいのかも。
死んでしまうとわかっているだけに、第二部での救いが切ない。
第一部・第二部の構成が逆転していたら
ここまでの喪失感は出なかったはず。
表紙のイラストもライトノベルによくある萌え絵じゃない、
透明感のある絵で良い。
★★★★☆
書評ブログで「名作」に挙げられていたもの。
二部構成になっていて、
第一部が校舎の4階から飛び降り自殺したとされる同級生・吉野彼方の
死の真相をめぐる二人の少年のやり取り、
第二部が吉野彼方視点で語られるボーイミーツガールの青春もの。
正直、「感動!」とか「泣いた!」というほどの
インパクトはないんだけど、
透明感のあるセンチメンタルな感じが電撃文庫みたいな
ライトノベルでは珍しいのかも。
死んでしまうとわかっているだけに、第二部での救いが切ない。
第一部・第二部の構成が逆転していたら
ここまでの喪失感は出なかったはず。
表紙のイラストもライトノベルによくある萌え絵じゃない、
透明感のある絵で良い。