ミニカーの世界で相場を決めているのはT先生を含めた何人かだそうである。ということはT先生のオタク度もたいしたものである。当日、巣鴨地蔵通りの料理屋で飲みながら聞いた話であるが、職場の机の周りにはミニカーをいれたダンボールが幾重にも積み重ねてあり、さながら「城壁」が築かれているようであるとのこと。この趣味のいいところは、「もの」が小さいため、買い足して増やしていっても周囲(特に奥様)にはすぐには発覚せず、そのうち徐々に占有面積を拡大し気づいたときはすでにかなり陣地を侵略しているということである。彼は仕事では感染症関係が専門である。まさにバクテリアの増殖のようだ。しかも耐性菌なので始末におえない(笑)。