12月1日このお笑い芸人たちのセリフが流行語大賞に決まった。この芸人二人はインパクトがありすぎる。あの「明美ちゃん3号と塩貝さん」のコントは強烈過ぎる。強烈過ぎてこのまま飽きられて一発屋で終わりそうな気もするが頑張ってほしい所である。彼女たちはインタビューで言っていた。「笑いだけでは忘れられる。しかし相手にトラウマを残せば忘れたくても忘れられなくなる」と。確かにその通りである。あのインパクトはトラウマが残りそうである。あのセリフも耳について離れない。「いいじゃないのぉ~」「ん~ダメよぉ、だめぇ、だめぇ~」は頭に残るセリフである。しかしこのセリフは実は自分の記憶ではすでに大昔に刷り込まれたトラウマなのである。あの先代林家三平がアコーディオンの演奏をバックに唄った「ヨシ子さんの唄」なのである。「好きです、好きです、好きです、ヨ、シ、コさん~、こっち向いて、『いいじゃないのさぁ~』」と歌われ、この最後の「いいじゃないの」が妙に自分の想像をかきたてたのである。なにが「いい」のか? それはまさか「こっちを向く」ことだけではなかろう。子供心にインパクトが強すぎたのである。