吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

2019年08月02日 06時34分28秒 | 日記
 ようやく夏本番である。でも近年の夏の異常気温には耐えられない。昔は暑いと言っても冷房もなく暮らしていた。小学生の頃は夏休みが来るのを指折り心待ちにしていた。期間中は毎日学校のプール解放に通った。そして帰りは駄菓子屋に寄った記憶がある。
 今考えると当時の駄菓子は衛生的にも健康的にあまり配慮されていなかったかもしれない。でもそんなの関係ない。ガラス管に入れられた、青や赤の派手な色のついたゼリーが冷やして売られており、これを口でチュルチュルと吸い出した時の口中のどぎつい甘さは格別だった。人工着色料、人工甘味料だったのかもしれない。
 このプール後の駄菓子屋コースは毎日続いた。家に帰ると駄菓子屋に行ったかどうか聞かれた。
「いや、いってないよ」と答えるが、舌が真っ赤に染まっているのがばれると言い訳ができなかった。
 身体によくなかったかもしれないが、でもあの時代に戻ったならまた同じことをするだろう。
 禁断の蜜の味だったのである。