■ ユニバーサル・マスキングで社会を守ってきた
コロナ対策におけるマスクの意義を理解するうえで、もうひとつ重要なことがあります。それは、コロナでは、約半分に相当する感染が発症前の潜伏期間に起きていると考えられることです(Int J Infect Dis. 2020;93:284-286)。
このため、症状のある感染者へのマスク着用が推奨されてきたインフルエンザ対策とは異なり、症状の有無によらず外出時のマスク着用が推奨されたり、義務化されたりするようになりました。これをユニバーサル・マスキング(無症状者も含めた公共でのマスク着用)と呼びます。
感染しないためにマスクを着けるのではありません。すでに自分が感染していて、ウイルスを排出している可能性が否定できないため、マスクを着けることで周囲への感染リスクを減らしているのです。前述のように、咳やくしゃみなどの症状がなくとも、マスクを着用することでエアロゾルの排出量も減らすことができるからです。
コロナ対策におけるマスクの意義を理解するうえで、もうひとつ重要なことがあります。それは、コロナでは、約半分に相当する感染が発症前の潜伏期間に起きていると考えられることです(Int J Infect Dis. 2020;93:284-286)。
このため、症状のある感染者へのマスク着用が推奨されてきたインフルエンザ対策とは異なり、症状の有無によらず外出時のマスク着用が推奨されたり、義務化されたりするようになりました。これをユニバーサル・マスキング(無症状者も含めた公共でのマスク着用)と呼びます。
感染しないためにマスクを着けるのではありません。すでに自分が感染していて、ウイルスを排出している可能性が否定できないため、マスクを着けることで周囲への感染リスクを減らしているのです。前述のように、咳やくしゃみなどの症状がなくとも、マスクを着用することでエアロゾルの排出量も減らすことができるからです。