六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

漬物三昧の日・・・・といっても食べまくったのではない。

2024-01-31 01:34:37 | フォトエッセイ

 1月30日、私にしては早起きをしてまずは洗濯物を乾してから農協の朝市へ。早く行かないと少量の希少種は売り切れてしまう。

 今回のそれは赤かぶ。漬物類が切れているのでそれを漬けようと思った。やはり早く行ったのは正解で、私の買ったあと、それはもう一束を残すのみだった。
 それはそうだろう。葉付きの中玉の赤かぶが6個一束で93円なのだから要らなくとも買ってしまいそうだ。

       
 その他ネギや青菜類を一通り買って、巻きの固い白菜を一株(185円)買った。これも漬物にするつもり。
 いつもならもう2、3度漬けているはずだが、今季はどういうわけかその機会がなく、今回が初めて。

 帰宅してすぐ、その白菜を8等分して乾す。
 作業はここまで。洗濯物や農協の他、業務用の業務用食材店アミカへ立ち寄り、生ラーメンと春雨のやや大きい袋入などを買い、さらに、同人誌発送に使っていたクロネコのDM便のシステムが来月から変わるというので、その打ち合わせにクロネコの岐阜支店へ行ったりしていたので、もうすっかり疲れてしまった。

           
 お茶をしながら遅めの新聞を読む。
 相変わらず岸田という男は煮えきらない奴だ。たしかに自民党は危機だろうが、ここは開き直ってかつての小泉のように、「自民党をぶっ壊す」つもりで思い切った改革案を出し、自分が率先してそれを実行すれば、支持率は上がり、自民党の他の連中もそれに従わざるをえないだろうと思うのだが、党内の各勢力のバランスを伺い、そんなどうでもいい均衡の上でフラフラしている。
 旦那衆の顔色を伺い、それぞれに揉み手をする番頭気質が染み付いているのだろうか。
 野党なんか敵失に息巻いているのみでなんの力もないなか、この危機は彼にとっては長期政権確率のチャンスなのに・・・・。
 まあ、私が自民党や岸田の心配をする義理合いはまったくないのだが。

 昼は、ネギ、大葉、柚子の皮千切り、切海苔がどっさりのった暖かい山かけ蕎麦で腹ごしらえ。午後の作業に思いを馳せていて、写真を撮るのを忘れた。

 午後、メールやSNSのチェックのあと、漬物作業の開始。
 白菜は乾したままにして赤かぶにとりかかる。といってもぶった切って即席漬物器に放り込み圧力を加えるのみ。今回は葉も一緒に漬けた。葉をつけないときは、それを煮付けにする。白カブの葉と微妙に味が違って面白い。

           



 昆布の千切り、柚子の皮、鷹の爪のみじん切りも合わせる。塩加減は相変わらずの目分量。夜になってチェックしてみたが、よくわからない。明日、もう一度チェックしてみよう。

       

 洗濯物を取り入れ、白菜も取り込む。
 用意したのは、赤かぶと同じく昆布の千切り、柚子の皮、鷹の爪のみじん切りだが量が倍以上。
 久々に陶器製の漬物桶を出してくる。漬物石(やはり陶製)と合わせると何キロになるのだろう。腰痛持ちにはこたえる重さだ。
 白菜、塩、薬味類と次々に押し込んでゆく。そして陶製漬物石。大きい方は5キロ、小は3キロか。

           
          
 ちょっと白菜が大きかったせいか、重石の小は桶の縁より高い。均等に重石が沈めばいいがそんなことはありえない。少しでも傾斜ができると上の重石がゴロンと落ちて、ゴロゴロと駆け出す。以前、夜中にそれが起こり、目が醒めた。
 それを防ぐため、強そうなビニール袋を被せ、桶の縁にしっかり結わえ付ける。これなら斜めに滑っても転がることはない・・・・と油断はできない。前に夜中に落ちたときは、紐の縛りが緩んで大音響になったのだから。

           

 白菜の塩加減も目分量。多分、かなり足りないと思う。多過ぎるより足りないミスのほうがいい。後で足せばいいだけだから。これも明日、様子を見よう。

 夜、メインディッシュはサーモンの切り落としのアラ、200円。自分なりに処理し、フライにした。サブは沖縄の生もずく。生姜の千切りと合わせる。
 19年に訪れた辺野古のあのサンゴ礁の淡い青と、沖合の紺碧のコントラストのうっとりするような風景を思い出していた。

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相次ぐ訃報たちによせて・・・・

2024-01-09 23:52:36 | フォトエッセイ
        
 
坂田利夫、篠山紀信、中村メイコ、八代亜紀と訃報が続くとなんとなく昭和の終わりを感じる向きが多いようだ。これらの人のうち、私より年長は中村さんのみ。
残されたこの私、昭和の意識はあまりなくて、戦中生まれの戦後育ちという意識の方が大きいかもしれない。
八代亜紀は、往時のデコトラの運ちゃんたちに愛されていた。当時、対向車線に止まっていたデコトラの助手席に、白いドレス姿の八代亜紀が艶然と微笑んで座っているので驚いたが、よく見ると、等身大の写真の板張りだった。
ところで、あのデコトラの過剰装飾は、北九州かどっかの成人式のど派手な装束に似ていて、それ自身無為で儀式めいているところが面白い。
私の話は、脱線が多い。これも一種の過剰装飾。
 
 
 
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正月早々の悲惨!

2024-01-03 01:25:43 | フォトエッセイ

      

 能登は思い出の地。ほぼ60年前の20代後半から30年代、月一の出張で金沢へ出かけ、そこの代理店訪問で「おやつ」にといって出されたズワイガニの極太の足の美味かったこと!
 
 金沢駐留の人とともに能登の珠洲、七尾、輪島へはよく行った。雪の中を車ででかけたが、帰途、ドカ雪で当時の軽自動車では前進不可能。車を捨て、腰まであるような雪をかき分け、たどり着いた農家で最寄りの国鉄の駅を教えてもらい、やっと金沢へ帰ったことも。
 そんな思い出の地だから、その後家族で能登半島を海沿いで一周する旅に出たこともある。
 
 その能登が、揺らぎ、倒壊し、燃えてしまった。こんなの嫌だ!
 計り知れない自然の営みを解明しようという人たちがいて、その人たちには敬意を表するが、その人たちの予測をも超えて暴れるのが自然だ。
 
 羽田で飛行機が衝突したのは人為の事故で、やがてその実像は解明されるだろう。
 ただし、現在のシステムは精巧極まりなく、人間の秒単位での即応を要求する。にもかかわらず、人間の即応力は特に進化したわけではない。
 精巧なシステムと人の能力にあるバグの可能性。
 
 ともに、21世紀を象徴してはいないだろうか。

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【元日幻談】

2024-01-01 17:05:45 | フォトエッセイ
     
 元日のわが家の前のバス通り。約60年前、ここにやってきたときにはまだ舗装もされてなくて、時折通る車が土煙りを上げていた。両側は田んぼで、左右にポツポツと家があるのみで一面の緑だった。
 
 そんな後ろ向きのことばかり考えないで正月だから前向きに考えろって。本気で言ってるの?
 
 天文学的な格差、人新世などといわれる環境の変化、各地で庶民を殺し続ける戦争。いろんな駆け引きはあるもののこの悲惨の終焉への道は見えない。かつてのように若者たちが立ち上がることもない。
 
 各種アゲインストの集会などは老人ばかり。老害?馬鹿言ってんじゃないよ。
 そんなのは若いやつが未来を見据えて何かをするときにいうことだよ。
 
 なにかに参加することを恐れて自己の殻に閉じこもっているやつは老害を振りまく老人よりも影が薄いんだよ。
 
 まだバス通りが舗装していない頃に育った老人として思いっきり老害を振りまいてやるから覚悟しろ。
 
 なんて啖呵を切ってみたいものだ。 
 
 
 
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最後の田んぼ 続報など

2023-12-29 16:46:51 | フォトエッセイ

 私の家の近く、バス通りに面してあった最後の田んぼ、ついに埋め立てられました。こんな姿で年を越すようです。

     

 その他の写真は、かつての姿と埋め立て最中のダンプの姿です。

        

    

 そうそう、ここには老人ホームが建つようです。
 
【おまけ】今日の昼餉。年越しそばではありませんが、山芋の在庫があったので、山かけそば(最近は何にでも柚子を使っている)。

    

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身近な考現学(?)あれこれ

2023-12-16 14:30:03 | フォトエッセイ

完全な冬空のなか、一瞬の陽射し。それに反応する南天。

えっ、えっ、えっ、これがまだ生きてたなんて信じられない。しかも撮影場所は岐阜の中心街、柳ケ瀬の近く。これは戦前戦中戦後しばらくまでのゴミ箱の定番。上からゴミを捨て、正面から掻き出す仕組み。まさに有形文化財クラス。

          

いま、岐阜の街を実験運転で走っている無人運転小型バスをJR岐阜駅のバスターミナルで見かけた。私の運転免許返納の時期も近いが、その代わりにこのバスが足代わりになるまで、私は生き続けられないだろうな。ただし、私の死後に展開されるであろう技術の片鱗に触れるのは面白いことではある 

          。

       

【続報】以下のような記事を載せたのは今月1日のことであった。

      =================
「帰りなんいざ 田園まさに荒れなんとす」というのは陶淵明の「帰去来」という詩の一節らしい。下の写真は昨年と今年、ほぼ同じ日に私が撮った近所の田園風景である。これを観て思わず冒頭の一説を思い出した次第。私の家の前を走る岐阜駅へと続くバス路線のうち、唯一残されていた田園の名残がかくして消えてゆく。
      =================
それがいま、埋め立てられ、工事が進んでいる。これでわが家の前のバス路線の両側に、田んぼの、あるいはそれがあったという痕跡もすべてなくなる。
どこにでもある郊外の街筋を目指してまっしぐら。わが家の古さが一段と目立つ。(一番上は数年前のもの)
 
       
       
      
 
もう、10年近く前になくなった私の友人が、一番キレイな紅葉はサクラのそれだと言っていたというのを先ごろ別の友人から聞いた。
 うちにも桜桃のなる木が一本あるが、年によって紅葉の度合いは随分違う。
 この横長の写真のがうちのもので、縦長で赤くきれいな方が近くの桜並木のソメイヨシノのものである。たぶん、亡くなった友人は、こういうのを指して愛でていたのだろう。
 
      
          
          
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生活者は負傷する。が、立ち上がって歩み始める!

2023-12-06 01:53:00 | フォトエッセイ

 5日夕刻、あちこち用件を済ませ最後の目的地スーパーへ。2~3日分の食品を求め駐車場へ。寒い日の夕刻とあって先程まで混んでいた駐車場もガラガラ。斜めに横切ってわが車の元へ急ぐ。

 体が宙に浮く。コンクリートに叩きつけられる。暗がりで分かりにくかった車止めに思いっきり躓いたのだ。

 痛みが全身を走る。うつ伏せになったまま動くこともできない。かなりの負傷だという自覚。瞬間、キャンセルしなければならない予定の数々が脳裏に浮かぶ。

 少し意識がはっきりしてくる。なんとか起き上がって座り込む。まだ立てない。

 この段階で負傷のの程度の確認。左手からは出血がぬるっと感じられる。右手は親指の付け根に擦傷か。右膝に痛みがあり、しかも下着にネットリ感があるから出血の模様。

 どうやら宙に浮いた身体を左手と右膝で主に支え、右手を擦ったようだ。しかし、気づけば右眉上あたりの顔面も痛い。勢い余って、ここをコンクリートにこすり付けたらしい。わが花のかんばせが台無しか。

 どうやら深刻な骨や筋肉の損傷はないようだ。擦傷が中心だから、スケジュールのキャンセルはなくて済みそうだ。

 ここまでの確認が3分ぐらいか。しかし、まだ立ち上がることができない。這いずるようにして買い物袋から飛び出たものなどを回収する。

 立ち上がるべく右手を地面についたら、ちょうど擦傷部分が地に触れて飛び上がるほど痛い。力士の立ち会いのようにこぶしをついてやっと立ち上がる。

 恐る恐る歩いて駐車した車のところへ。車の運転が可能かどうか屈伸運動などしてみる。右膝の皮膚面が痛むが、ブレーキやアクセルを踏む力はあることを慎重に確認。

 無事帰宅。夕食の支度などあるためティッシュなどで血の始末のみして、作業。

 夕食を終えて入浴の段階で最終チェック。一番ひどいのは右膝。ついで左手中指、薬指。それらに救急箱のありあわせのもので適当に手当。

 さあ、これでもう負傷は過去の出来事。生活者は常に前を向いて歩まねばならない。

 

             右膝と左手の応急治療

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校下の文化祭を観る 私も出品

2023-11-26 16:25:21 | フォトエッセイ

 今日は校下の文化祭。農協の野菜売り場へいった帰りに寄る。

        
 ちょうど着いたら、フォークダンスのグループが予定のレパートリーを終えて、今度は一般観客も交えてということで私もお誘いを受けたが、腰痛がぶったまげて寝たっきりになるかもと辞退申し上げた。

            
           

 他に、手芸、俳句、習字などを観て歩く。

        

       
       
           
 私が参加しているのは写真の部。出品したのは今年5月、垂井町で撮った祭礼のもの。題して、「子ども歌舞伎@垂井町」。

 こうしたごちゃごちゃっとした催しってなんか和やかで懐かしいものがある。
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「ぎふ信長まつり」・・・・昨年との鮮やかな対比のなかで

2023-11-06 17:27:17 | フォトエッセイ
 日曜日、会合のため名古屋へ。JR岐阜駅までバスで出る。
 なんか駅周辺が騒然としている。何だこれはと思ったら、今日は「ぎふ信長まつ」りの最終日だって。

        

 そういえば去年の今頃、騎乗姿の信長に扮したキムタクが岐阜の中心街を練り歩くというので大騒ぎをしていたことを思い出した。その人出は岐阜市の人口を上回る六〇数万人で、経済効果はン億円などといわれたものだ。

            
岐阜名菓「鮎菓子」のゆるキャラ 頭ももっているのも鮎菓子 腰のかごは鮎漁のものか

 今年の信長役は一般公募でがくんと地味になったせいもあって事前の報道もあまりなく、私自身もこの日外出しなかったら祭りのことなど全く知らないままにすぎたかもしれない。
 まあ、知ってたからといって今さらそのために外出することもないのだが。去年なんか、下手に出かけたら人混みに押しつぶされそうだとかえって外出を控えたほどだ。

            
        岐阜駅北広場 右上は緋色のマントを羽織った信長の金の像

 乗車する列車の時間が許す範囲で写真を撮り、名古屋へ出発。
 名古屋では、所定の会合に夕方まで出席し、その後、ちょっとした補習授業(二次会)に出て、八時半頃には岐阜駅に帰着。
 昼の喧騒は嘘のように静まり返った駅周辺であった。
        
 

 

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私の《秋麺》物語

2023-10-21 00:44:00 | フォトエッセイ
 基本、在宅一人飯の私にとって、昼食は麺になることが多い。
 そこで、最近の「秋麺」から。

1)志乃多蕎麦   
 備考:恋しくば訪ねきてみよ和泉なる志乃多(信太)の森のうらみ葛の葉
        

2)笊蕎麦 ネギ・ミョウガの薬味どっさり 蕎麦湯付
        

3)志乃多うどん
        

4)残り物パスタ ワカメ汁付
        

5)キノコうどん シイタケ・シメジ・マイタケ
        

6)山かけ蕎麦 薬味 青ネギ・ミョウガ 隠し味 すりゴマ
        
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