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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「黒い紳士たちの集会」傍聴記

2006-10-21 16:58:13 | よしなしごと
 本日も、小気味の良いような秋日和でございました。

 この日和を利用してか、寓居の前の約一反ほどございます田圃では、無慮、数十羽のカラスどもがなにやら集会を開いたのでございます。

 


 かしましく鳴き交わす声からは何をテーマにしているのかは聞き取りにくうございましたが、不思議なことに、しばらく耳を澄ませておりますと、次第にその意味が伝わってくるのでございます。

 しかもその内容は、どうも私どもが巷で交わしております話とさほど変わらないように存じました。


 

例えば、「今回の北朝鮮のカァク実験は許せない」とか「じゃぁ、制裁カァ」、「臨検までするのは行き過ぎた挑発ではないカァ」、「いや、アメリカァは、それを機会に一挙に殲滅を狙っているのではないカァ」などといった議論のようでございます。

 ただし、「北のカァク実験を責めている国もカァク兵器をもっているではないカァ」、「日本でもなんとか党のカァン事長が、カァク兵器の保有を検討しなければなどと言いだしているではないカァ」、「そんな連中に、北のカァクを非難する資カァクがあるのカァ」といったような、もう少し突っ込んだ内容についても話し合われたようでございます。





 この件についての結論は、どうやら、「北のカァク実験は当然のこと、あらゆる国のカァク実験、カァク兵器に対して反対して行こうではないカァ」、「これをきっかけに、なんとか党のカァン事長がいうように、カァクを、カァク大したり、カァク散させようとする動きには警カァイしなければならないのではないカァ」といったところのようでございました。



 

 そこでお開きになったのでございますが、「ちょっと疲れたではないカァ。行水にでも行かないカァ」と誘うのがいましたようで、何羽かがそれについていったのでございました。
 でも、どうしてかすぐに戻ってまいったのでございます。
 要するにこれが、あの「カラスの行水」と申すものではありますまいカァ(アッ、カラス語がうつっちゃった)。
コメント
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