あるひとがヒヨドリをとり上げ、それについてコメントがあったのですが、やはりこの鳥は余り評判は良くないようですね。
鳴き声がうるさいのと、果実やそのほかの農作物全般に被害をもたらすからのようです。
私んちも、サクランボと枇杷ではかなりの被害を受けています。
ただし私は、朝夕、彼らが梢やTVのアンテナでさえずる縄張り宣言はけっこういい声で美しいですよと指摘したのですが、それを聞いた人はあまりいないようで、反応はありませんでした。
ただ、強調したいのは、この鳥の鳴き声はとても多彩で、濁音混じりでうるさいときや、ピーと甲高い警戒音で叫ぶ様や、縄張り宣言で恋の調べを奏でるときとはまったく違うということです。
本来は渡りをする鳥で関門海峡や伊良湖では千羽単位の渡りが見られ、それはまた鷹の仲間の渡りと同時期なため、南下するための集結地では鷹がヒヨドリを狩るという事態もあるようで、伊良湖でのそれを写真で見たことがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/6a/505915021a8ded47275e8282987ec1e7.jpg)
まだ若いヒヨドリです.こうしたのが狙われるのでしょうか
2、3日前のことでした。私の住んでいる都市郊外を車で走っていました。何でこんなところで?一端停車でいいではないかという箇所に信号があります。ここの信号はとても意地悪で、私が通りかかると必ず赤になります。母の入院中一年ほど通ったのですが、青の時は数えるほどでした。私は以来、信号とは人見知りをするものだという思いに取りつかれています。
今回も赤でした。私が先頭です。本当に嫌みですね。
所在なげに前を見ていると、フロントグラスをあたふたと横切る影がありました。そのすぐ後を、より大きな影が横切りました。
そしてそれらは、私の停車していたすぐ左手の空き地に舞い降りました。舞い降りたというより最初の影が後から来た影に追いつかれ捕らえられた瞬間でした。
最初の小さい方の影はヒヨドリでした。そして後の大きい影はカラスでした。
まさにカラスがヒヨドリを補食した瞬間でした。
羽の色からしてまだ若いヒヨドリです(若いのはまだ羽の色が薄い褐色なのです)。
カラスは早速ヒヨドリをむさぼりはじめました。
つつき回す度にヒヨドリの羽が舞い散ります。
見聞はここまでです。
後の車がけたたましいクラクションを鳴らしました。
いつの間にか、信号は青に変わっていたのです。
もう何年か前です。
今池の街を歩いていたら、なにやら鳥の羽が上からハラハラと降ってきます。
どうやら羽根は鳩のようです。
見上げると一羽のカラスが何やらを必死につついています。
それが鳩だったのです。
こうした自然の巡り合わせに「倫理」を持ち出すことは出来ません。
生物には正義も罪悪もありません。
彼らは自分の「欲求」に従って生きているのです。
ただし人間は別です。
人間は「欲求」というより「欲望」に従います。
この「欲求」と「欲望」の狭間に「倫理」が入り込む余地があるのかも知れません。
それについては機会があったら書きたいと思います。
とりあえずは、一羽のヒヨドリと一羽のカラスがかかわった出来事を報告したまでです。
鳴き声がうるさいのと、果実やそのほかの農作物全般に被害をもたらすからのようです。
私んちも、サクランボと枇杷ではかなりの被害を受けています。
ただし私は、朝夕、彼らが梢やTVのアンテナでさえずる縄張り宣言はけっこういい声で美しいですよと指摘したのですが、それを聞いた人はあまりいないようで、反応はありませんでした。
ただ、強調したいのは、この鳥の鳴き声はとても多彩で、濁音混じりでうるさいときや、ピーと甲高い警戒音で叫ぶ様や、縄張り宣言で恋の調べを奏でるときとはまったく違うということです。
本来は渡りをする鳥で関門海峡や伊良湖では千羽単位の渡りが見られ、それはまた鷹の仲間の渡りと同時期なため、南下するための集結地では鷹がヒヨドリを狩るという事態もあるようで、伊良湖でのそれを写真で見たことがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/6a/505915021a8ded47275e8282987ec1e7.jpg)
まだ若いヒヨドリです.こうしたのが狙われるのでしょうか
2、3日前のことでした。私の住んでいる都市郊外を車で走っていました。何でこんなところで?一端停車でいいではないかという箇所に信号があります。ここの信号はとても意地悪で、私が通りかかると必ず赤になります。母の入院中一年ほど通ったのですが、青の時は数えるほどでした。私は以来、信号とは人見知りをするものだという思いに取りつかれています。
今回も赤でした。私が先頭です。本当に嫌みですね。
所在なげに前を見ていると、フロントグラスをあたふたと横切る影がありました。そのすぐ後を、より大きな影が横切りました。
そしてそれらは、私の停車していたすぐ左手の空き地に舞い降りました。舞い降りたというより最初の影が後から来た影に追いつかれ捕らえられた瞬間でした。
最初の小さい方の影はヒヨドリでした。そして後の大きい影はカラスでした。
まさにカラスがヒヨドリを補食した瞬間でした。
羽の色からしてまだ若いヒヨドリです(若いのはまだ羽の色が薄い褐色なのです)。
カラスは早速ヒヨドリをむさぼりはじめました。
つつき回す度にヒヨドリの羽が舞い散ります。
見聞はここまでです。
後の車がけたたましいクラクションを鳴らしました。
いつの間にか、信号は青に変わっていたのです。
もう何年か前です。
今池の街を歩いていたら、なにやら鳥の羽が上からハラハラと降ってきます。
どうやら羽根は鳩のようです。
見上げると一羽のカラスが何やらを必死につついています。
それが鳩だったのです。
こうした自然の巡り合わせに「倫理」を持ち出すことは出来ません。
生物には正義も罪悪もありません。
彼らは自分の「欲求」に従って生きているのです。
ただし人間は別です。
人間は「欲求」というより「欲望」に従います。
この「欲求」と「欲望」の狭間に「倫理」が入り込む余地があるのかも知れません。
それについては機会があったら書きたいと思います。
とりあえずは、一羽のヒヨドリと一羽のカラスがかかわった出来事を報告したまでです。