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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

琵琶を獲ることはできたのですが《釈然としない収穫》

2011-06-29 04:11:50 | よしなしごと
 うちの猫の額ほどに庭には果実がなる木が三本ります。
 桜ん坊と琵琶と桑の実です。
 桑の実は豊作で数回にわたって娘の勤める学童保育のおやつに供給しました。
 桜ん坊はほぼ全滅でした。来年の様子によっては新しい木との代替わりも考えねばなりません。
 琵琶は例年の2割ほどしか実を結びませんでした。
 それでもなんとか多少は収穫しました。
 まだまだ採れるのでしょうが、いずれも木の高い枝で、枇杷の実と心中覚悟で木に登らねばなりません。

        

 そこで、落っこちても軽傷ぐらいで済みそうなところで獲ったのがこれらです。
 今年はこれが最初で最後です。

 かつて、樹全体が黄色く見えるほど鈴なりになったのですが今年は寂しい限りです。
 桜ん坊も同様です。

 木の老齢化でしょうか。
 山土の埋立地ゆえの栄養不足でしょうか。
 もう一年様子を見てみます。

        

 ただし、感じる点は、ミツバチなどの虫媒をする昆虫が目に見えて減ったことです。かつて、桜ん坊の花が咲き、それを写真に撮っているとうるさいほどのミツバチがやってきました。
 彼らは、カメラを構える私の頭や手にまで止まりました。
 私は子供の頃からミツバチやアシナガバチとは仲良しですから彼らも決して私を刺しません。

 その彼らがいないのです。
 そればかりではありません。
 アリもいないのです。
 地面をちょっと掘るとどこにもいたオケラやダンゴムシもいません。
 ミミズもいません。
 ゲジゲジもいません。

        

 どうなってしまったのでしょうか?
 我が家では、肥料はともかく、農薬風のものを撒いたこともありません。

 ここへ来た頃は、部屋にちょっと甘いものやりんごの食べかすがあったるすると、いつの間にかアリさんの長い行列ができたものです。
 
 こうした小動物が居なくなるのはなんだか不気味です。
 それらと果実の実りとの相関関係はないのでしょうか。

            

 私たちが余計ものと考えているようなものが(ゴキブリを含めて)、私たちの自然な生の条件をなしているのではないかと考えてしまうのです。

 来年は学童へどんな果実を届けてやれるのでしょう。

コメント (3)
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