何を知らせたいかというと、久々に夜遅く帰宅し、遠く離れたバス停から家まで歩く途中、うちからはとっくに見えなくなってしまった田んぼに、田植え近しと水が張られていて、蛙たちが一斉に鳴き出した風情である。
水がなくて田んぼが干からびた状態だった頃、蛙たちはいったいどこにいたのだろう。
半世紀以上前、わが家は周囲四面が田んぼで、エアコンもない時代とてすべての戸や窓を開け放って風を通していたいた。
で、その全方位から蛙の凄まじい鳴き声に攻められ、ラジオもTVもボリュームを大きくしないと聞こえなかった。
ちょっと玄関など開けておくと、いつの間にかトノサマガエルの来訪があったりと・・・・還らぬものはすべて「いとをかし」である。