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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

ユーチューバーとの対談をギャラリーカフェ「水の音」で行う

2024-11-20 11:29:39 | アート
 過日、私より少し年下のユーチューバー、H氏から私が何年か前、ブログに書いた是枝監督の映画「万引き家族」に関する記事をもとに対話形式の映像を撮りたいとの申し出があった。映画は好きだけど、取り立ててそれについて論じるほどの知見も持ち合わせていないから尻込みをしていたが、その撮影場所が岐阜の古民家を根城にしたギャラリーカフェ「水の音」という場所だと聞き、その場所に興味をもって出かけた。

          
          

 H氏から振られた私の役どころは下記のブログ記事を自分で解説しながら話を進めるというものであった。
 https://blog.goo.ne.jp/rokumonsendesu/d/20180720

 私はこの映画を是枝監督の映画に通底している「カゾクノカタチ」を問うものとして解釈し、大先輩、小津安二郎の同様の問いと重ねながら話を進めた。
 小津監督の場合は、戦後の家父長制崩壊時の価値観、その一環としての「カゾクノカタチ」を俎上に乗せている。それに対して、是枝監督は前世紀末から始まるネオ・リベ的規制緩和の中で崩壊してしまった既成の家族観を前提にしながら話を進める。
 具体的にいいうならば、終身雇用制、年功序列制が崩壊し不正規雇用が蔓延するようになった時代の家族、もっとわかりやすくいうならば、波平さんやマスオさんが外で働き、船さんやサザエさんが家を守るという家族の形態が終わったあとの「カゾクノカタチ」についてである。

           
      

 そんな話をしている間に撮影は終わり、夕方から予定があった私は帰途についた。
 で、興味をもった古民家のギャラリーカフェ「水の音」についてだが、ゆっくりと探索する時間もなく、対談の撮影前のちょっとした隙に影した写真のみをここに載せておこうと思う。
 なお、同店のHPのアドレスも以下に載せておく。

 https://www.gallery-mizunooto.com/

          
      

 同店は、岐阜の第一神社・伊奈波神社の近の築110年の古民家のカフェで、一階はカフェ、二階はギャラリーとして機能している。
 なかなか良さげなところで、ガールフレンドなどができればエスコートして来たいと思っている。
 
 

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