5日夕刻、あちこち用件を済ませ最後の目的地スーパーへ。2~3日分の食品を求め駐車場へ。寒い日の夕刻とあって先程まで混んでいた駐車場もガラガラ。斜めに横切ってわが車の元へ急ぐ。
体が宙に浮く。コンクリートに叩きつけられる。暗がりで分かりにくかった車止めに思いっきり躓いたのだ。
痛みが全身を走る。うつ伏せになったまま動くこともできない。かなりの負傷だという自覚。瞬間、キャンセルしなければならない予定の数々が脳裏に浮かぶ。
少し意識がはっきりしてくる。なんとか起き上がって座り込む。まだ立てない。
この段階で負傷のの程度の確認。左手からは出血がぬるっと感じられる。右手は親指の付け根に擦傷か。右膝に痛みがあり、しかも下着にネットリ感があるから出血の模様。
どうやら宙に浮いた身体を左手と右膝で主に支え、右手を擦ったようだ。しかし、気づけば右眉上あたりの顔面も痛い。勢い余って、ここをコンクリートにこすり付けたらしい。わが花のかんばせが台無しか。
どうやら深刻な骨や筋肉の損傷はないようだ。擦傷が中心だから、スケジュールのキャンセルはなくて済みそうだ。
ここまでの確認が3分ぐらいか。しかし、まだ立ち上がることができない。這いずるようにして買い物袋から飛び出たものなどを回収する。
立ち上がるべく右手を地面についたら、ちょうど擦傷部分が地に触れて飛び上がるほど痛い。力士の立ち会いのようにこぶしをついてやっと立ち上がる。
恐る恐る歩いて駐車した車のところへ。車の運転が可能かどうか屈伸運動などしてみる。右膝の皮膚面が痛むが、ブレーキやアクセルを踏む力はあることを慎重に確認。
無事帰宅。夕食の支度などあるためティッシュなどで血の始末のみして、作業。
夕食を終えて入浴の段階で最終チェック。一番ひどいのは右膝。ついで左手中指、薬指。それらに救急箱のありあわせのもので適当に手当。
さあ、これでもう負傷は過去の出来事。生活者は常に前を向いて歩まねばならない。
右膝と左手の応急治療