牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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驚き!!でもちょっと困っちゃう、かも「メルシャン・甲州きいろ香」。

2009-04-24 17:11:56 | 酒のご紹介
一週間くらい前から入荷していましたが、なんやかんや、で自宅に持ち帰ったのは昨日。

先週(かな?)ご紹介した、シャトーメルシャンの甲州・きいろ香です。

早速、頂きます!!

この前はメルシャンの宣材にあった「『甲州きいろ香』の特長であるグレープフルーツやパッションフルーツなどの華やかさに加え、日本特産の柑橘類の香りが複雑に香り」とご紹介したのですが、実際に味わってみて驚きました。

まず、グレープフルーツを中心とした南国風の柑橘系の力強さはまさに「きいろ香」の黄色を感じさせます。特に、甲州種のワインはシュール・リーを飲むことが多いので、全く違う味わいに驚かせられます。

ソーヴィニヨン・ブランとの掛け合わせ?的な印象も。



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また、華やかな中に、山地・盆地のちょっと涼しい景色の中のラ・フランスのような上品な香りもあって、アルザスのゲヴゥルツをよりふくよかにした感じも。

これ、我が国を代表するワインになるのではないでしょうか?

ただ、ちょっと困ってしまうのが、これって農産物というより技術の結晶、みたいなこと。

一つの極論として語られるのは、ワインはテロワールを大事にする農産物で、日本酒は仕込みの技術を反映した工芸品、と言われます。

この「甲州きいろ香」は、甲州種でこんな素晴らしい味わいが!!というもので、どう考えてもブドウの隠れた性格を引き出すという「技術」寄りのものですね。

それも技術の国、日本というべきなのでしょうか。

いずれにせよ、この驚きをあなたにも!!


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