牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

お酒は素材か、完成品か?

2016-07-17 12:27:38 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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実際にはそんな人は(ほどんど)いないと思うのですが、ホームドラマとかで結構出てきそうなのが、「味見もせず、とりあえずお醤油などの調味料をかけて叱られるお父さん」です。




自宅ならまだしも、フレンチなどでやったらマナー違反な雰囲気だし、道を究めたこだわりのラーメン屋さんなどでは大将に「出てけ!」とか言われそう。



こちらはお客様とはいえ、やはり「この味を味わってくれ」と思って作っている人の気持ちも分からないではないです、ハイ。











ちょっと回りくどい前置きでしたが、この前、近所まで行ったこともあり、移転間近の酒造組合中央会「酒の情報館」に寄ってきました。



平日のお昼前ということもあり、閑散としていましたが、置いてあるパンフレット等は相変わらず充実しており、「今度参考にしようっと」と色々頂いてきました(ありがとうございます!!)。



そんなパンフレット(ビラ)の一つが


こちら


涼を運ぶ日本酒クールスタイル~暑い夏は、涼しげに演出した日本酒はいかが?




「日本酒ハイボール」や「サムライロック(日本酒+ライム+ロック)」などの比較的定番的なものや、「+カシス」とか「+緑茶」などの「あるある」というもの、「にごり酒+ミルク」などの案外いけそうなものなど、涼しげな日本酒のカクテルのレシピが並んでいます。






個人的には暑いなぁ!というときはビールを飲んでしまうのですが、これはこれでアリだろうなぁ、と思いつつ、冒頭で触れた、「お醤油どぼどぼ」的な話を思い出しました。





多くの蔵元さんはお酒をそのまま飲むことを前提に造っているのでしょうから、そんな飲み方はあまり考えていないはず。


もちろん、お客様の飲み方を否定することはしないでしょうが、何となく釈然としないのではないでしょうか。



お酒の需要を喚起するという意味で「酒造組合中央会」としてビラを作成したのでしょうが、蔵元さんの代表である「酒造組合中央会」的にどうよ、という気もします。



ただ、サントリーさんが「ハイボール・ブーム」を仕掛けた時も、サントリーのブレンダーさんが難色を示す中、宣伝の方で説得して美味しい飲み方等を開発してもらったとか。


こういうのが革新、というのでしょうか。それとも、1.8Lのパック酒はこう飲め!というムーブメントでしょうか。


ちょっと気になる升本総本店でした。


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