牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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下るものって何でしょう? くだりさけ、ではなく、くだりかさ

2020-03-03 17:55:45 | 附属酒類経済研究所
                          

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我々下り酒問屋というか、酒問屋の鉄板ネタの一つ「下り酒」



江戸時代、灘や伏見など上方(関西)から江戸に下ってきた質の高いお酒が下り酒
⇒転じて品質が高くないものを「下らないもの」というようになった。



というものですが、もちろん、下ってきたのはお酒(下り酒)だけではなく、色々な「下り物」があったということですが、じゃあ一体何があったんでしょう?


wikipediaでも「下り」というところに「下りもの(くだりもの)」というのがあるのですが、そこでの例は下り酒、下り飴、下り米。

お酒はさておき、下り飴というのは地黄を練り込んだ地黄煎(じおうせん)を指しますし、下り米も品質の高い低いでもなかったようです。

そういう経緯もあり、「下り酒」が「質の高い」という意味での「下りもの」の筆頭になったのかもしれませんね。

そんなことを思っていたら、先般ご紹介した江戸時代の「買物独案内」という本にこんな問屋が出ていました。






「下り傘」というのがあるんですね。

検索してみると、確かにそういうものがあったようです。

江戸時代の「傘」というと、大岡越前の見過ぎでしょうか、「武士が傘張りの内職をする」というのが思い浮かぶので、江戸の生産が多かったのかな?とも思いますが、これは少し時代が下ってからのことで、上方から持ち込まれるものも多く、しかも上方スタイルが気に入られていたようですね、


上方スタイルってどんなものなのでしょうね。
ちょっと調べてみて、ウチでも扱ってみようかしらん。

くだりざけ問屋、ではなく、くだりかさ問屋です。





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