牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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神楽坂から神田川、日本橋川で2km。神田鎌倉橋にアルコール製造工場が?

2020-03-07 12:29:30 | 附属酒類経済研究所
                          

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昨日は、しそ焼酎「鍛高譚」を造っている「オエノン」さんが消毒用のアルコールも造っている、というお話でした。


そのオエノンさん、明治に創業されたという会社の沿革を見ると、そもそもは神谷バー(の前身)で、その後すぐにアルコール製造を始めたということで、元々アルコール屋さんだったそうです。


清酒・焼酎の蔵元でもなく、ビール会社でもなく、ワイナリーでもない「アルコール屋さん」、結構古くからあったんですね、と、ふと思い出しました。



「東京商工博覧絵」という都内のお店とか工場を描いた明治時代の図録のようなものなのですが、その中の1ページ。







アルコール並各酒製造所 大倉荘兵衛(鎌倉町五番地)

とあります。



ちょっと絵が小さいようなので、真ん中で切って拡大してみましょう。


右半分↓





左半分↓





そのまんまのアルコール製造所。
販売もやっているような建物の裏側の煙突からモクモクと出ている煙は、蒸留のための火を起こしているのでしょうか。

「大倉(家)」というと、東京ではホテルオークラの大倉財閥、業界では月桂冠さんが思い浮かびますが、どちらかのご関係かもしれません。

住所は「鎌倉町五番地」となっていますから、現在の日本橋川の神田鎌倉橋の辺り。

都心も都心、大手町の目と鼻の先に、アルコールの製造工場があったとは。

おそらく日本橋川で物流をしていたのでしょうが、川を2km遡ればウチの本拠、江戸城外濠の揚場・神楽河岸、2km下れば新川の酒問屋街

恐らくその頃、我々ともお取引をさせて頂いていたのでしょうね。




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