牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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色々とつながってきましたヨ。揚場町の石鹸工場(その2)

2020-03-09 12:56:39 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                          

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昨日のネタ、揚場町にあった「石鹸製造所牛込舎」

実は書きながらもうちょっと調べを進めていたのですが、温存して今日のネタにさせて頂くことにしましょう。


「揚場町」の「石鹸工場」とかを調べてみると、新宿区の公式ホームページの新宿の歴史のところに出ていました。





明治時代の年表の「イの一番」の出来事です。


明治4(1871)年 牛込揚場町に戮盟社の石鹸工場開設(我国石鹸製造の始め)


「我が国石鹸製造の始め」というのはスゴイですね。


「戮盟社」の「戮」って殺戮の「戮」ですから、「りくめいしゃ」って読むと思われます。
この石鹸工場が「牛込舎」というわけなのでしょうか。


「戮盟社」、新たなキーワードです。
すると、「花王石鹸七十年史」にも明治4年に「戮明舎、洗濯ソーダ工場設立」というのが出てきます。

「戮明舎」=「戮盟社」でしょうね。

この戮明舎、年表の明治9年にも登場します。

「戮明舎、牛込舎と改称」

だんだんつながってきました。

で、その牛込舎ですが、さらにその後、明治21年に動きがあったようです。
(年表・花王90年のあゆみ)

牛込舎、安永舎と改称(安永鉄造経営)


安永さんの安永舎!

実は明治後期の「新撰東京名所図会」に「牛込揚場町」という項目があって、そこに「四番地には酒問屋の升本喜兵衛。(略)其の本宅も同町にありて 庭園など意匠を擬したるものにて 稻荷社なども見ゆ)」という、ウチに関する記載があるのですが、それに続き、「九番地には石鹸製造業の安永鐵造」という記載もあるのです。


その安永さんなんですね。
ちなみに地番(住居表示ではない)の「揚場町9番地」は、確かに昨日推測した大久保通り沿いのエリアです。


色々とつながってきましたね。


その先は、、、、もうちょい引っ張って以下次号、としましょう。





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