牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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殿堂入りの「西の関」、生もと辛口の「大七」に、西条の旨甘口「賀茂泉」。鰻に合うのは?

2021-07-21 13:55:13 | 酒のご紹介
                          

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昨日、ウチ運営のインテリジェントロビー・ルコで土用の丑の日に鰻とお酒をセットでテイクアウトしては?という思い付きを書きました。

早速支配人さんにご相談し、とりあえず何か実現!ということで動いているのですが、それではどんなお酒を?という際、とりあえずノータイムで「白鷹」、となりました。


もちろん鰻に「白鷹」はピッタリなのですが、それでは酒屋としては思考停止ですよね。
何が合うのか、ちょっと考えてみたいです。



もう何年も前、この時期にご紹介した田崎真也さんの「うなぎでワインが飲めますか?」という本(上の写真)があるように、もちろんワイン(田崎さんの持論で、色と合わせる-たれの蒲焼には赤ワイン、白焼きには白ワイン)も合うし、個人的には(ワインの一種ですが)シェリーは蒲焼にも白焼きにもそれぞれ合うシェリーがあると思っています。



とはいえ、下り酒問屋としてはまずは日本酒、ですね。

食文化とあわせ日本酒の普及を図っておられる問屋仲間「日本名門酒会(岡永)」さんのホームページでは、毎年掲載されている「プロが選んだ鰻に合う酒」を今年は総決算として総合ランキングを出されています。





ベスト3に挙げられているのは、西の関「手づくり純米酒」、大七「純米生酛」、賀茂泉「純米吟醸 朱泉本仕込」の3本。

なるほど、というか、うーんと唸らされるベスト3ですね。

と、いうのも、堂々の1位(殿堂入り)の西の関は甘口のお酒。鰻の甘味には甘口、ということでしょうか。
対して大七は生もとづくりということもあり、酸と切れ味が特徴。白鷹もそうですが、鰻の脂をさっぱりと辛口の酒で、というイメージ。

賀茂泉はその中間でしょうか。甘口系統の西条のお酒の中で飲みやすく、かつ山吹色の色合いもそうなのですが熟成感もあるという意味でよいマッチングですね。

こう見ると、キャラクターの異なるお酒が良いバランスで選ばれています。さすが名門酒会さん。


視点を変えると、鰻×日本酒と限定しても色々あり得るんですね。さすが日本酒、さすが鰻、です。
(面白そうなネタなので続編も考えたいですね)





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