私の知り合いの某何がしさんが務めている何とか会で、「地元で戦争体験を持つ人」の話を募集しているそうである。
「sakeさんのお父さんは年齢的にそうだっけ?」
「あぁ、そうですね。何しろ最後の少年飛行兵だったそうですから。(但し入隊してすぐに終戦になったので戦地には行っていない)」
「ぜひ、話を聞きたい」と言われるが、「そう言う次元ではないですから。ボケてて、話の真偽すら判断しかねる状態です。」と言って断った。
が、数日後、また彼にそのような問い合わせを受けた
「父は取材を受けるような状態ではないんです。それに前に父から戦争の記憶を聞いたことがありますが、おちゃらけた話ばかりで戦争を語るにふさわしくないような内容ばかりなんですよ。」
「それでいいんだよ。。。実際に戦争を体験してても『辛くて思い出したくない』人には申し訳ないからね。」
そして身の証を立てるかのように最近徘徊して大騒ぎになったとか、ショートステイ先からも断られたエピソードを語った。(さすがによその部屋で粗相をしたとまでは父の名誉のために言えず)
そして、諦めてもらった。
その後、妹に電話して「こんな話があったんだけど」と言うと、妹は即効「ムリでしょう」と言う。
「今では石原裕次郎と美空ひばりが同級生になってるよ。(妄想で)自慢話がどんどん膨れ上がっているの。」
「そうだよね・・」
・・・・ふぅ。
そんな話も織り交ぜながら、親の介護は大変だ、と言う話になった。
「オレん家は母が1人で残ったらどうなるかな・・・」
「私も妹もそれまでは母が残ったら・・と心配してましたが、結果的に残ったのは父の方でした、そんなものかもしれませんよ。」
不謹慎ではあるが、その父も妹が面倒を看ててくれる。。。。私はそう言う意味ではラッキーガールかもしれない。
旦那の親と言う面倒な存在はない。
10年1人で子供を育ててきた。
妹や両親には助けられたが、根本的に私は1人だった。
1人では何度も泣いたけれど(今でもそうだけど)、この寂しさを救ってくれ、とは誰にも言えなかった。そう思ったら負けだと思ってきた。
介護の時点になって通常の半分以下の負担で済む裏には、今までの長い年月の孤独、1人での戦いの日々があるんだよ・・・と言う事にしておこう。
もっとも、旦那が居ても孤独の人も居るかもしれないが、それでも旦那が居るというだけで世間からの偏見は免れる。ひと昔の私のように「やれ再婚しろ」だのギャースカ言われないで済む。
それにそう言う人に限って、イヤだと言いながらも離婚はしなかったりするものだ。
イヤだと言いながらも、離婚して1人で生きるよか、マシなのだ。
そうでも思わなきゃ、やってらんない。
「sakeさんのお父さんは年齢的にそうだっけ?」
「あぁ、そうですね。何しろ最後の少年飛行兵だったそうですから。(但し入隊してすぐに終戦になったので戦地には行っていない)」
「ぜひ、話を聞きたい」と言われるが、「そう言う次元ではないですから。ボケてて、話の真偽すら判断しかねる状態です。」と言って断った。
が、数日後、また彼にそのような問い合わせを受けた
「父は取材を受けるような状態ではないんです。それに前に父から戦争の記憶を聞いたことがありますが、おちゃらけた話ばかりで戦争を語るにふさわしくないような内容ばかりなんですよ。」
「それでいいんだよ。。。実際に戦争を体験してても『辛くて思い出したくない』人には申し訳ないからね。」
そして身の証を立てるかのように最近徘徊して大騒ぎになったとか、ショートステイ先からも断られたエピソードを語った。(さすがによその部屋で粗相をしたとまでは父の名誉のために言えず)
そして、諦めてもらった。
その後、妹に電話して「こんな話があったんだけど」と言うと、妹は即効「ムリでしょう」と言う。
「今では石原裕次郎と美空ひばりが同級生になってるよ。(妄想で)自慢話がどんどん膨れ上がっているの。」
「そうだよね・・」
・・・・ふぅ。
そんな話も織り交ぜながら、親の介護は大変だ、と言う話になった。
「オレん家は母が1人で残ったらどうなるかな・・・」
「私も妹もそれまでは母が残ったら・・と心配してましたが、結果的に残ったのは父の方でした、そんなものかもしれませんよ。」
不謹慎ではあるが、その父も妹が面倒を看ててくれる。。。。私はそう言う意味ではラッキーガールかもしれない。
旦那の親と言う面倒な存在はない。
10年1人で子供を育ててきた。
妹や両親には助けられたが、根本的に私は1人だった。
1人では何度も泣いたけれど(今でもそうだけど)、この寂しさを救ってくれ、とは誰にも言えなかった。そう思ったら負けだと思ってきた。
介護の時点になって通常の半分以下の負担で済む裏には、今までの長い年月の孤独、1人での戦いの日々があるんだよ・・・と言う事にしておこう。
もっとも、旦那が居ても孤独の人も居るかもしれないが、それでも旦那が居るというだけで世間からの偏見は免れる。ひと昔の私のように「やれ再婚しろ」だのギャースカ言われないで済む。
それにそう言う人に限って、イヤだと言いながらも離婚はしなかったりするものだ。
イヤだと言いながらも、離婚して1人で生きるよか、マシなのだ。
そうでも思わなきゃ、やってらんない。