きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

400円のパン

2008-10-21 | 息子keke
今日は家に帰って「夕飯どうする~?」と尋ねると、kekeはさっきから揚げとカレーを食べたばかりだと言う。

私はまだ残っているカレーを食べるつもりだったから、「パンでも買っておいて後で食べる?」と言うと、それでいいと言う。

あとは冷蔵庫にゴボウやれんこんがあったから、スーパーで鶏肉を買ってきて、「ごぼうと鶏肉ののスープ」を作ろうと思った。これも高山さんレシピだ。
お米のとぎ汁でごぼうと鶏肉を煮るのである。
後は煮物でも作っておこう。
 
スーパーで鶏肉を買って、久しぶりにレタスが安かった(それでも半分で69円だったけど)のでそれも買った。
スーパー内のパン屋さんで久しぶりにパンを買ったら、1個200円前後のパンが多いので驚いた。いつしかパンも値上がっているのではなかろうか?
kekeにパンを二つ買ったら、丁度400円だった。


kekeは二つ目のパンを食べながら、これは幾らだったか?と言うので、幾らだと思う?と言うと、150円くらいかな?と言うので、ノンノン、二つで400円だった、と言うと、「もったいないなぁ」と言う。
それならコンビニのパンで充分だ、と言うので、ならこれからはそうしようと言った。

二つ目のパンはバナナとくるみのブレッドだったのだが、「おいしい?」と尋ねると、「普通」と言う。これで190円は高いと言う。
一口食べさせてよ、と言うと、やだと言う。
 
私も、そこで焼いているパン屋で買うことはまた久しくないだろうと思ったので、kekeが食べているのをそれほど食べたいとは思わなかった。が、kekeはやがて「もういらない」と言って、1/4ぐらい残してくれた。
食べてみた。おいしいけれど、たしかに190円では高いなと思った。
ちょっとパサパサしていたし、私が作るバナナブレッドとそんなに遜色なかったから。(私は美味いまずいが詳しく分からないのだ)
 
私は「きのこの山も少し食べよう」と言った。
このきのこの山は昨日kekeがポテチ444円分と一緒に買ってきたのである。(私がついでに頼んだのだ)

kekeは「これ(まろやかビター=私が好きな方=は)210円だったんだ。普通のきのこの山は168円だったのに。」と言った。

「50円違ったんだ。それなら今度は160円の方でいいよ。」
「このパンが190円なら、きのこの山の方がいいね。」
「たしかに私もそう思う。」

こうしてみると、金の事しか話さない親子であるが、私はkekeとこう言う話をするのが好きだった。だって、とても価値観が似て、話が合うからだ。

kekeは今日、受験用の写真を写真屋で撮って来たと言う。
幾ら掛かった?と訊くと、1100円だったと言う。

今度の金曜が給料日だったから、このままどうにか貯金をおろさずにもたせようと思った、(冷蔵庫にラーメンや、スパゲティの材料やまだカレーも残っていたから大丈夫だと思っていた)が、これでまた貯金をおろさねばならなくなった。
私は500円玉二つと、100円玉一つをkekeに渡した。

「明日貯金をおろしてこよう。」
「だったら、400円のパンなんて止めればいいのに。」

それでもたまに買ってみたくなるのさ。
ささやかなゼイタクと、ささやかな満足なのだ。

いつかこんな話をしてたってことを、kekeは思い出すだろうか。
私は忘れないために、ここに書いておくんだ。
いつか思い出せるようにね。