今度は今井美樹のCDを作ろうと借りているところ。
ベストアルバムの他にどうしても入れたい曲があってもう1枚CDを借りた。
入れたい曲と言うのは「オレンジの河」と言う曲だ。
今井美樹さんの曲は水のように淡々とした曲調に透明な声が乗っかっている・・・そんなイメージ。もちろんアップテンポの曲もあるのだけど、CMの裏で何となく流れてるのかなぁみたいな自己主張をあまりしない曲が多い。
アルバムも全体の「雰囲気」を売りにしているようなところがあり、1曲1曲のインパクトを求めていない気がする。
しかしこの「オレンジの河」と言う曲は80年代アイドルのりで、石川秀美の「ゆ・れ・て湘南」系とでも言おうか、リズムと言い、ちょっと胸キュンな歌詞と言い、私の年代にはツボに入るインパクトのある曲である。
なぜこの曲をシングルで出さなかったのか不思議であるが、たぶん「今井美樹」と言う売り出したいイメージと違っていたからではないか。しかし今井美樹さんもこの曲が好きだったようで、「思い入れのある曲」として最初に出したベストアルバムには入れているようである。
「オレンジの河」と言うのは高速の渋滞に並ぶ車のオレンジのランプを河と例えたもの。たぶん高速は首都高であろうと私は勝手に思う。首都高だとカーブしながら下る箇所があり車の渋滞のランプがきれいに見えるのである。
↑前に載せた首都高の貴重な(?)写真。
歌詞はうすうす別れを感じている女子が「今日で最後だろうな」と感じながら、きちんとさよならを確かめたいけど、できれば二人でお別れしたいけど、たぶんそれも怖くてできないままひとり傷つき身をひく、と言う歌である。歌詞も具体的はっきり書かれていない、たぶんこうだろうと思うが、よりどころない切なさがツボに入る。
オレンジの河とセットで思い出してしまうのが、ユーミン(松任谷由実)の「星空の誘惑」。
こちらは「危ない恋」にはまってしまいそうな誘惑されそう(しそう?)な歌である。やはりこの曲も「オレンヂのトンネルの中は横顔がネガのよう」ということで車の運転中。この歌詞がとてもインパクトがあって(だってこんな歌詞他に無いもの)、オレンジと言うと必ずこの2つが頭に浮かぶ。
ユーミンで車と言えば「DESTINY」と「中央フリーウェイ」。
「DESTINY」は今でも好きな元恋人の埃だらけの車に指で「TURE LOVE」と暗号のように気持を書くが、彼は目にも止めず新しい彼女の元に車を走らせてしまった、と言う歌。
改めて歌詞を読むと、2番では雲を映せるほど車(クーペ)がきれいになっていて磨いた窓をおろすと書かれている。つまりこれは洗車場で偶然、元彼氏に会っちゃったっていうこと?!だから普段着飾っていたのに、この日に限って安いサンダルを履いていたのだろうか。つまり彼はデートの前の洗車だったってことなのか・・それを見ている片思いの彼女・・・そう思うと切ない歌詞である。
「中央フリーウェイ」は有名な中央自動車高速道の歌であり、ユーミンは八王子に実家がある人なので、たぶん都内のデートで夕方彼に(この頃はまだ独身だったと思う)中央高速で八王子まで送ってもらうわけ。(これ全部私の妄想ね^^)だから「右に見える競馬場 左に見えるビール工場」なのだ。
だから私は高速に乗れるようになったら中央道に乗って「競馬場とビール工場を見る」のも1つの目的だったんですよ。^^それで皆さんにお聞きしたいのは、競馬場は分かりますが、ビール工場って分かります??分かりませんよね?
運転を損なわない程度に目をこらしていたが、分からないまま過ぎてしまった。
でもはるか昔、父の車に乗った時はたしかビール工場も分かった気がするんです。高速からサントリーのマークが見えて、「あ、競馬場、あ、ビール工場!ここだここだ」って思った気がするんだけどなぁ。。。もう30年以上前なので記憶に自信がありません。
さらにこの中央フリーウェイの歌詞を見ると「街の灯がやがて瞬きだす」「二人して流星になったみたい」とあるけど、今の中央道って両側の壁が高くてその外があまり見えなくて、あまりこういう感じじゃないなぁ・・・なんて思ったりします。もしかしたら、昔は両サイドの壁ももっと低くて見晴らしが良く、それでビール工場も分かったのかもしれません。(あくまでも想像で真実は分からず。)
そんなことを考えながら、今日もこれからドライブしてみます。(天気が悪いので今日は近場)